韓国はマイナス成長に落ちた。「2023年ハードランディングの警告」も出る

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2023年01月13日、『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は、「金融通貨委員会で基準金利を0.25%上げ、3.25%とすると決定した」と発表。先にご紹介したとおり、これは基準金利の「7回連続の上げ」で韓国史上初のことでした。

この発表後、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は非常に重要な発言をしていました。

「昨年第4四半期の成長率がマイナスを記録する可能性がある」

です。2022年第4四半期の経済成長率がマイナスに落ち込んだかもしれない、とさらっと言ったのです。

この李昌鏞(イ・チャンヨン)という人は不思議な人で、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)のアジア・太平洋局長も務めた有能な士であるものの、「オレ、バカ嫌い」という風があって、「通貨スワップ」とメディアが騒ぎ立ていたときもそうでしたが、重要なことをぼそっと言うへきがあるのです。


↑李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁。このおっちゃんは有能ですがタチが悪いですよ

2022年第4四半期の経済成長率がマイナスに落ち込んだのなら、2023年は1.7%と読んでいた経済成長率はこれを下回る可能性が高まります。

実際、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は、

「昨年11月には1.7%と見たが、1カ月少したち、その間の指標を見ると成長率がそれより低くなる可能性が高いようだ」

と冷静に述べたのです。

2022年第4四半期が実際にどうなったのか、マイナスといってもどの程度なのかは暫定値が出る02月を待ってみないと分りませんが、韓国は2022年の第4四半期、11月の中盤以降に急速に経済が傾いたと見られます。

日本の『野村証券』のジア首席エコノミスト、ロバート・シュバラマン博士は、2023年01月18日、オンラインセミナーのおいて「韓国の経済成長率が-0.6%になるかもしれない」という予測を出しています。

また、シュバラマン博士は「韓国経済は相当なハードランディングに直面する危険性がある」とも警告しています。

⇒参照・引用元:『ハンギョレ』「野村証券「今年の韓国経済は0.6%マイナス成長…5月に基準金利引き下げへ」」

『韓国銀行』の2023年の経済成長率予測は「1.7%」(まだ下方修正はしていない)、韓国政府・企画財政部の予測では「1.6%」です。

Money1では何度もご紹介していますが、韓国は遠からずゼロ成長の時代に突入します。それは確実に来たる未来ですが、「2023年にハードランディング」だけは避けたいところでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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