2023年の韓国の経済成長率の見通しは1%台となっており、よくありません。
Money1でも先にご紹介しましたが、通期では以下のようになっています。
各機関の予測
韓国政府(企画財政部):1.6%
『韓国銀行』:1.7%
『OECD』:1.8%
『ADB』:1.5%
『韓国開発研究院』:1.8%
韓国政府(企画財政部):1.6%
『韓国銀行』:1.7%
『OECD』:1.8%
『ADB』:1.5%
『韓国開発研究院』:1.8%
政府系のシンクタンクである『韓国開発研究院』(略称「KDI」)は、上掲のとおり2022年11月時点では「2023年通期の経済成長率予測1.8%」でした。
ところが、2023年02月09日、通期の予測は変更しなかったものの、上半期の経済成長率を「1.4%」から「1.1%」に下方修正しました(上掲は『KDI』が出したリポート)。
また、インフレ率の見通しを従来予測「3.2%」から「3.5%」に上方修正しました。
『KDI』は「輸出と投資不振に昨年より景気が鈍化する局面」としていますが、中国のリオープニングによって「下期は急速に回復するだろう」と展望を述べています。
そのため、上半期の経済成長率は「1.4% ⇒ 1.1%」としたのですが、下半期は「2.1% ⇒ 2.4%」と上方修正。通期では最初の予測どおり「1.8%」になると読んでいます。
先にご紹介したとおり、世界的にも「中国のリオープニング効果」(景気回復)が経済にプラスの影響を与えると期待されているのですが、果たしてその観測どおりになるのか――本当に分りません。
韓国もあまり期待しない方がいいのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)