アルゼンチン「100%ドボン」と断言される 通算9回目のデフォルト近し

世界を股に掛ける高利貸し「IMF」(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)に「SBA」(Stand-by Arrangement:スタンドバイ取り決め)を要請するなど、2018年05月から通貨安でアップアップしていたアルゼンチンがいよいよデフォルトのようです。

2018年は『Money1』でもずいぶんアルゼンチンの通貨安を取り上げました。しかし、現状からすると当時の通貨安もまだまだかわいいものだったようです。

2018年06月には「1ドル=28.0550アルゼンチンペソ」の水準でアルゼンチン中銀総裁が更迭された、と『Money1』でも取り上げました。現在のドル・アルゼンチンペソのチャートを見ると以下のようになります(基のチャートは『Investing.com』より引用)。

2019年08月30日の終値が「1ドル=57.8800アルゼンチンペソ」ですから、なんと約1年で206パーセントも通貨安が進行し、アルゼンチンペソの価値は対ドルでざっくり半分になったのです。

『Bloomberg』の記事によれば、ハーバード大学の国際金融システムの専門家であるカーメン・ラインハート教授が「アルゼンチンのデフォルトは不可避で、すぐに起きる公算が高い」と述べたようです。

またラインハート教授によれば、

・政治的混乱と経済の縮小
・民間資本市場へのアクセス不能
・本格的な資本逃避の始まり
・IMFへの極端な依存

が同時進行している状況とのこと。期限を迎える債務の返済にIMF資金で手当てがつかなかった場合には、ドボンとなります。これだけ赤ランプが点いていれば、ラインハート教授が警告するとおり「すぐに起きる公算が高い」でしょう。

教授のお話では、次のドボンで「1800年以降で経験する通算9回目のデフォルト」になります。

⇒参照:『Money1』「アルゼンチン中銀総裁が更迭! 通貨安変わらず!」
https://money1.jp/?p=4420

⇒参照:『Money1』「アルゼンチン支援にIMF動き出す! トルコリラも危うし!」
https://money1.jp/?p=4070

⇒参照・引用元:『Bloomberg』「アルゼンチンのデフォルト、回避できれば『奇跡的』-ラインハート氏」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-30/PX12766JTSE801?srnd=cojp-v2

(柏ケミカル@dcp)