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韓国の赤字がまた13億ドル。累計「-241億ドル」

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2023年03月21日、韓国の関税庁が「2023年03月01~20日の輸出入動向」を公表しました。

結論からいえば貿易赤字が増加しました。以下をご覧ください。

2023年03月01~20日
輸出:309億4,500万ドル-17.4%
輸入:372億6,900万ドル-5.7%
貿易収支(輸出 -輸入):-63億2,300万ドル

2023年01月01~03月20日
輸出:1,274億4,100万ドル-13.4%
輸入:1,545億4,400万ドル-1.3%
貿易収支(輸出 -輸入):-241億300万ドル

( )内は対前年同期比の増減

⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’23年03月01日〜03月20日の輸出入の現状」

03月01~10日時点で貿易収支は「-49億9,500万ドル」でしたから、10日間で約13億ドル赤字が増えました。

累計赤字は「-241億300万ドル」となっています。2022年の累計赤字「-472億ドル」の半分超(50.4%)を約3カ月で達成したことになります。

2022年01月からの(通関ベースの)貿易収支の推移を見ると以下のようになります。


↑2022年03月~2023年02月の12カ月連続赤字。2023年03月は01~20日の暫定値。

03月はまだ残り11日ありますが、この11日間で03月を黒字にひっくり返すのはさすがに無理です。

そのため、韓国の貿易収支は13カ月連続赤字になることはほぼ確定です。いくら通関ベースとはいえ、ここまでの連続赤字はアジア通貨危機時までさかのぼらないとありません。

韓国は貿易で大きな黒字が出ないと経常収支が黒字になりませんから、刻一刻とまずい方向に進行しているというわけです。

注目の半導体輸出と対中国輸出を見てみると以下のようにさっぱり回復していません。

2023年03月01~20日「輸出実績」
半導体:43億2,300万ドル-44.7%
対中国:61億8,400万ドル-36.2%

( )内は対前年同期比の増減

対前年同期比で、半導体は「-44.7%」、対中国は「-36.2%」と大きく下落しています。

半導体の輸出が回復するのは下半期、対中国輸出はリオープニングによって復調する――とされているのですが、本当にそうなるのか分かりません。

03月の輸出入がどう締まるのか要注目です。次月はもう「残酷な四月」ですから。

(吉田ハンチング@dcp)

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