2023年09月12日、『韓国銀行』が「2023年第2四半期企業経営分析」を公表しました。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2023年第2四半期企業経営分析」
毎度おなじみのことですが、このデータは外部監査を行っている法人についての包括的な調査です。これを見ると、韓国企業は大変不景気な状態に陥っています。
まず、売上高が落ちました。
売上高の増加率が前年同期比「-4.3%」です。第1四半期には「0.4%」でしたので、マイナスに転落です。
コロナ禍の影響で大きく下落した2020年第2四半期の「-10.1%」以降で最悪の数字です。
業種別に見ると、製造業では石油化学「-17.1%」と機械・電気電子業「-15.4%」で大きくブレーキがかかりました。
全体では「-6.9%」。第1四半期が「-2.1%」なので、対前年同期比での下落幅は拡大しています。
非製造業では、「3.6%」だったのに「-0.7%」にマイ転です。
企業規模で見ると、
大企業:-4.8%
中小企業:-2.0%
です。企業規模に関わりなく駄目ですね。
問題なのは、売上に対する営業利益率です。
2022年第2四半期は「7.1%」あったのに、2023年第2四半期は「3.6%」となっています。
ほぼ半減です。
「1,000ウォンの売上」があれば「71ウォン」残っていたのに、現在では36ウォンしか残らないようになった――というわけです。
売上が減って、利益率も悪くなっていますので、これは不景気というしかありません。
(吉田ハンチング@dcp)