韓国政府機関のTopになるには、思想的な審査も受けなければなりません。指名された人は国会で聴聞会にかけられます。
Money1でもご紹介しましたが、次の大法院(最高裁判所に相当)院長に指名された李均龍(イ・ギュンヨン)さんは、「韓国の建国は1919年」という左派・進歩系の妄想を強要されました。
今また、次期国防部部長(国防相に相当)に指名された申源湜(シン・ウォンシク)に対して左派・進歩系から突っ込みが入っています。
2019年08月14日にYouTubeにアップされた「【特別対談】日韓対立、GSOMIAはどうなるのか」という動画が発掘されました(下掲がその動画)。
まず、申源湜(シン・ウォンシク)さんはこの動画の中で、「文在寅政府は意図的に日韓関係を悪化させた。このような時には国民が正さなければならない。反日と克日とは何か、また19世紀末の時代的状況を考えなければならない」と述べました。
左派・進歩系からすれば文政権を否定したのが許せないのでしょうが、特に以下のような発言を問題視しています。
「歴史にイフ(if)をはないが、当時、誰が勝っても準備ができていない大韓帝国には災難だった。
朝鮮を継承した大韓帝国にどんな人権があったのか? 個人の財産権があったのか?
大韓帝国が存続したからといって、日本より幸せだったと私たちは確信できるだろうか」
至極もっともなご意見としか評しようがないのですが、このような発言は左派・進歩系からすると「親日的」であり、「植民地時代を擁護する発言」になるのです。
李氏朝鮮、それを継承した大韓帝国には何もなかったのです。その不毛な土地に近代の基盤を植えたのは日本に他なりません。左派・進歩系はそれを認めることができないのです。
加えて、申源湜(シン・ウォンシク)さんは「(日本が)私たちを占領したことを憎むのは今までやったし、謝罪してお金ももらった。今は忘れて、二度と私たちがこのような目に遭わないように富国強兵をしなければならないという教訓を得ることが重要だ」と極めて現実的な意見を述べてもいます。
少なくとも申源湜(シン・ウォンシク)さんは事実を認識してる人だというのが分かります。
国防相のポストですから、軍事を扱うTop。現実的でなければ務まりません。
それとも「韓国は地力で発展できたはずだ」「日本の力がなくても近代化できた」などという「なかったこと」、妄想を信じていなければ、国防相にはなれないのでしょうか。
だとすれば、韓国というのは妄想に生きる国だとしかいえないでしょう。
ともあれ「保守寄り vs 左派・進歩系」の激突は激しさを増しています。
↑産業通商資源部の長官も交代となり、こちらはすでに正式決定です(2023年09月25日/第20代大統領室公開の写真)
(吉田ハンチング@dcp)