↑中国総領事館付近の道路区間を封鎖するサンフランシスコ地元警察
2023年10月09日午後（現地時間）、アメリカ合衆国・サンフランシスコにある中国総領事館に自動車が突入しました。
↑本件を報じるYouTubeの『TVBS NEWS』チャンネルの動画
↑本件を報じるYouTubeの『TBS NEWS DIG』チャンネルの動画
運転していた男と警察の間で銃撃戦となり、男は搬送された病院で死亡したとのこと。男の身元がまだ判明しておらず（2023年10月10日20：35現在）、なぜカチコミをかけたのかは不明です。
ただし、目撃者は、自動車から降りてきた男は「中国共産党はどこだ！」と叫んでいたと証言しています。どんな背景があるにせよ、中国共産党に不満を持つ人間だったことは確実でしょう。
無茶苦茶です。
中国側は今回の事件に対して激怒しています。カチコミをかけられた現地総領事館は2023年10月09日、以下のような談話を出しました。
在サンフランシスコ中国総領事館のスポークスマンの発表によると、現地時間2023年10月09日午後、何者かが中国大使館の身分証明ホールに車を乱暴に突っ込ませた。
その場にいた職員や人々の生命を脅かし、大使館の施設や財産に重大な損害を与え、その性質は極めて悪い。
容疑者は警察に制圧された。
アメリカ合衆国大使館はこの暴力的な攻撃を強く非難し、事件の責任を追及する権利を留保します。
当大使館は合衆国側に対し厳粛な申し入れを行い、真相の速やかな究明と法に基づく厳正な対処を求めると共に、合衆国側に対し、外交関係に関するウイーン条約、領事関係に関するウイーン条約および米中領事条約の規定に基づき、総領事館の職員および施設の安全を確保するために必要なあらゆる措置を講じるよう強く要請した。
⇒参照・引用元：『サンフランシスコ中国総領事館』公式サイト「中国驻旧金山总领馆发言人就总领馆馆舍遭冲闯袭击事件发表谈话」
「今回の事件は非常にたちが悪い」とし、ウイーン条約や米中の協約に基づいて領事館の安全を確保しろ、と要求しています。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
