2024年08月末時点の韓国5大銀行の家計貸出の残高が725兆3,642億ウォンに達したことが分かりました。
07月末時点で「715兆7,383億ウォン」だったので、なんと1カ月で「9兆6,259億ウォン」、約10兆ウォンも増加しました。
これは過去最高規模です。
対前月比での貸出残高の増減
04月:4兆4,346億ウォン
05月:5兆2,278億ウォン
06月:5兆3,415億ウォン
07月:7兆1,660億ウォン
08月:9兆6,259億ウォン※5大銀行のみ
という推移になっており、家計が負債を積み上げる金額は加速しています。
Money1でもご紹介してきたとおり、積み上がっているのは「住宅ローン」です。
2024年08月末時点
住宅ローン残高:568兆6,616億ウォン
(対前月比:+8兆9,115億ウォン)※5大銀行のみ
前月を更新して、歴代最高金額の増加です。
ここまで住宅ローンを積み上げているのは、Money1でのご紹介したDSR規制が厳しくなり、金融監督院が09月から第二段階の措置を開始するからです。
つまり、借りられなくなる前に借りてしまえ――というわけです。
規制によって「借りられなくなりそうな人」が慌てて住宅ローンを組んでどうするんだ――という話です。しかも、韓国は現在「高金利」なのです。
(吉田ハンチング@dcp)