韓国では、李在明(イ・ジェミョン)さん、および『共に民主党』議員、左派・進歩系の勢力が「反日」に力を入れているようになっています。
理由は2つあります。
反日活動で国民の共感を得て、尹大統領を引きずり下ろしたい
一つは――反日活動に力を入れて、「親日」というレッテルを貼った尹錫悦(ユン・ソギョル)政権に対する批判を高め、大統領を弾劾するためです。
Money1でも何度もご紹介しているとおり、最大野党『共に民主党』および左派・進歩系の輩が狙っているのは「ろうそく革命アゲイン」※です。
※世界中の人が「ばかじゃねーの」と同じ感想を持つでしょうが、ろうそく革命は「フランス革命」に並ぶものだ――などと誇っていました。
朝鮮半島の皆さんの駄目なところは「こいつさえいなくなれば国はうまくいく」「この人がTopになれば素晴らしい国になる」と思い込み、みんなでそっちに走っていくことです。
民族性、あるいは国民性といってしまえばそれまでですが、このような態度で政治、あるいは経済が「うまくいったり」はしません。朝鮮半島の政治はこれの繰り返しです。
とにかく韓国を豊かな国にしたいと、文字どおり身命を賭した朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が暗殺された後は、結局全斗煥(チョン・ドファン)さんのクーデターによって軍事独裁政治に逆戻り。
朴槿恵(パク・クネ)大統領が不合理に(はっきりいえば「雰囲気」で)ひきずり下ろされた後、大統領になったのは、超ぼんくらの文在寅でした。
ぼんくら文在寅の下で韓国は、最も貴重なもの――「時間」を5年分も失いました。これはもう取り返せません。
ただでさえ韓国の夏は終わって、後は急速に老いていくだけなのに――到来する秋・冬に備えるための貴重な時間のうち「5年間」を失いました。
ろうそくを灯して、ばかを大統領に選んだ――「国民自身のばか」のせいです。まあ知ったことではありませんし、世界最悪の反日国家・韓国に対する愛などありませんので、大笑いなだけです。
韓国と日本を離間させると北朝鮮が喜ぶ! 反日はお金になる
もう一つ、韓国でまた反日活動が盛んになってきたのは、北朝鮮の指導によります。
はっきりいえば金ちゃんファミリー三代目の指導が、初代・二代目の「遺訓」を無視したものになっているからです。
少なくとも北朝鮮金王朝の初代・二代目は「朝鮮半島を朝鮮民族によって統一する」「統一国家を造る」でした。
ところが、Money1でもご紹介したとおり、三代目の金正恩さんは、2024年01月15日、北朝鮮で最高人民会議を開催し、金正恩総書記は演説で憲法改正を主張。韓国を「第1の敵国、不変の主敵と明記すべきだ」と表明しました。
南朝鮮を主敵とし、「わが民族同士」で統一した「高麗民主連邦共和国」を作ろう――という一貫した「民族解放」のための方針を放棄したのです。
上掲記事でもご紹介したとおり、これは初代・二代目の遺訓の放棄です。
どうなったかというと、南朝鮮また日本で「北朝鮮のために働いてきた人」に困惑させ、「え、これからオレ(あたし)はどうすんの?」とアイデンティティークライシスをもらしました。
南朝鮮に浸透し、民族統一のために働いてきた人たち(金ちゃんファミリーを頂点とする統一国家を建設するとした人たち)は、はっきり言えば「はしごを外された」のです。
――この衝撃の度合いは、日本人には全く分かりませんが――韓国ではこれまで「民族の悲願、統一だ」と活動し、韓国の保守寄り勢力に揺さぶりをかけてきた、北朝鮮の息のかかった人たちが「もう統一はしなくていいのではないか、後の世代に任せよう」などと言い出す始末です。
まるでいい加減な態度で、「今まで言ってきたことに責任を持てよ」なのですが、金ちゃんファミリー三代目の言い出したことに合わせるためには、これまでの自分の主張を覆すしかなくなったのです。
なぜ反日活動につながるかというと、「統一しなくていい」と、これまでの活動の最大のお題目が否定されたために、反日しかなくなったからです。
三代目によって、韓国は統一の対象となる「わが民族同士」ではなく、敵対国であると明確になりました。「韓国 vs 北朝鮮」は敵国同士ですから、日本が韓国側に立つと困るので、日本と韓国の離間工作を図る必要があります。
韓国と日本に浸透させた北朝鮮のために働く者を動かし、反日を煽ればいいのです。
さらには、統一のための工作をしなくてよくなりましたから、「食い扶持」を稼ぐ手段が「反日」しかなくなりました。
なにせ、日本からお金が取れるというのであれば、平気でウソを言う人が大勢いるのです。
韓国の市民活動なるものは、プロ市民活動であって、それは「お金」と直結しています。尹美香(ユン・ミヒャン)こそ、その嚆矢ですが、さすがの韓国人ですら「あの詐欺師が」と言うようになってきました。
「事実を直視して歴史を認識しよう」という韓国の一部学者の皆さんが、(文字どおり)自分の人生を懸けて戦い、言論空間を広げてきたため、これまで何も疑問なく信じてくれていた(これまで韓国人をだましてこれた)、
・強制連行
・慰安婦問題
について、韓国の一般市民ですら少しずつ「あんたたちの言ってきたことは本当なの? 事実なのですか?」と疑問を持つようになってきました。
正面切って「ウソばかり言う勢力」と戦う一部学者の皆さんは本当に立派で、いまだに国民の多くは、実名で言うと社会的に抹殺されるので、表だっては発言しない風潮は維持されています。
しかし、「王様は裸だ」と国民みんなが言えるようにならなければ、韓国は本当の「克日」などできません。韓国の「克日」は、併合時代の「日本の功績」も認めた上て発言できたときに初めて達成されます。
韓国はいまだに、反日のウソに異を唱えると社会的袋叩きに遭うという、言論の自由がない国ですが(こういうのを後進国というのです)、それでも「“反日なら何でも正しい”のではない」と、韓国の病根に目をそらさない学者が現れています。
歴史的事実を科学的に考えようという学者がいること――はとても重要です。
――それはともかく、統一を諦めて食い扶持を稼ぎたい輩が、目をつけているのが関東大震災時の事件です。
朝鮮半島のお家芸となった感のある「誠意ある謝罪を求め、賠償を要求する」のターゲットです。
国会議員会館で反日写真展を開催!
↑国会議員会館で開催された写真展に出席した李在明(イ・ジェミョン)さん。たぶん事件については何も知らないでしょう。
『仁川IN』の記事から以下に引用します。
10月23日から25日、韓国国会議員会館3階ロビーにて、「関東大震災後に日本が行った朝鮮人虐殺の真実を正す」写真展が開催されます。23日午前には開幕式が行われ、映画の一部上映と歴史講義が行われます。
この展示は、08月15日に公開されたドキュメンタリー映画「1923 関東大虐殺」を元に、日本が101年間否定してきた朝鮮人虐殺の歴史を証拠と証言で振り返る目的で企画されました。
1923年09月01日、関東大震災直後に日本政府は「朝鮮人が暴動を企てている」というデマを流し、戒厳令を布告して無実の朝鮮人を虐殺しました。
映画「1923 関東大虐殺」では、こうした反人道的犯罪の真相を解き明かすため、関係者へのインタビューや記録を追跡しています。
さらに、大震災後に中国から急派されたイギリス艦隊の「ホーキンス」の旗艦に所属するジョージ・ロス将校が撮影したとされる写真も初公開されました。
23日午前11時25分、李在明代表、金潤徳事務総長、朴贊大院内代表が出席する開幕式が行われ、映画の主要部分が上映されます。
また、第22代国会で「関東大虐殺事件の真相究明および被害者の名誉回復に関する特別法案」を代表提出した尹健栄議員は、同日に済州道での国政監査があるため、開幕式への参加が不透明です。
さらに、犠牲者遺族、映画監督の金泰英、市民団体独立理事長の李万烈(元国家記録院院長)らが感謝の挨拶を述べます。続いて、黄賢弼歴史正す研究所長が関東大虐殺の真実について講義を行います。
このイベントは、YouTubeチャンネル「デイリー民主」で生中継されます。
李在明代表は「この展示が犠牲者の魂を慰め、長年苦しんできた遺族の痛みを癒し、関東大虐殺の真実を正すための重要な一歩になる」と述べました。
国会議員会館3階ロビーで、反日活動のための写真展を開催しました(以下が写真展開催時/スクリーンキャプチャー)。
ちなみにYouTubeで生中継というのは、以下の動画のことです。朝鮮語ですが、もし興味があったらご覧ください。
(吉田ハンチング@dcp)