「韓国は茹でガエルだ」

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冒頭でお断りしておきますが、筆者が言っているのではありません。コンサル屋『マッキンゼー』の指摘です。

「トランプ政権によって韓国は大打撃を受けるぞ」という予測

韓国メディア『朝鮮日報』は、アメリカ合衆国のトランプ大統領の関税政策によって「15大主力輸出品目のうち9品目が打撃を受けるだろう」――という記事を出しました。

これは、コンサル屋『マッキンゼー』のリポートを引いたものです。

「韓国は10年間ずっと鍋の中にいた」マッキンゼーの無理難題
『McKinsey & Company』(マッキンゼー/ソウル)が韓国でメディアデーを開催。「Koreas Next S-Curve(韓国の次のS字カーブ)」というリポートを出しました。「次の」ということは、前があったわけで、マッキンゼーの...

上掲記事でもご紹介しましたが、『マッキンゼー』の韓国に対する分析はなかなかユニークです。同記事から引くと、今回はこんな具合です。

韓国は「茹でガエル」なのだ

アメリカ合衆国の第2期トランプ政権発足により、韓国の15大主要輸出品目のうち9品目が打撃を受けるというグローバルコンサルティング会社『マッキンゼー』の見通しが出た。

この9品目は韓国全体の輸出額の約60%を占める。

『マッキンゼー』によると、マッキンゼー韓国事務所は最近、「トランプ第2期の主要政策と韓国の潜在的な影響力」というタイトルの内部用リポートを作成した。

トランプ政権の高い関税と半導体支援法(チップス法)削減などの政策により、半導体、自動車など韓国の9品目の輸出が減少するという内容だ。

また、『マッキンゼー』は、韓国が過去20年間、主要輸出品の多様化に失敗し、新成長技術も確保できなかったため、このような衝撃から簡単に抜け出せず、困難に直面するだろうと指摘した。

『マッキンゼー』は韓国経済を「鍋の中のカエル」に例え、「熱いお湯を掛けてでも一刻も早く脱出させなければならない」とアドバイスした。

『マッキンゼー』が第2期トランプ政権の発足により、韓国からの輸出が減少すると予測した品目は、

半導体、
石油製品、
石油化学、
自動車、
鉄鋼製品、
自動車部品、
ディスプレー、
二次電池、
家電製品

など9品目だ。

このうち、特に打撃を受ける品目として自動車、二次電池、家電製品を挙げた。

自動車は、合衆国のインフレ削減法(IRA)に基づき、購入者に支給される電気自動車購入補助金(最大7,500ドルの税額控除)がトランプ政権発足で消え、輸入車に関税を課す可能性が高いという点がマイナスになると見た。

『マッキンゼー』は「昨年、韓国の対米輸出の約35%が自動車およびその部品だが、IRAが廃止されたり、支援金が縮小されれば、2030年までにこの割合が2~17%水準に減少すると予想される」と展望した。

二次電池は、中国に80~90%依存しているバッテリー核心鉱物の需給がトランプ政権の制裁で不安定になる可能性があることが悪材料になる見通しだ。

国内家電企業は主に関税が低いメキシコ・ベトナムなどで生産し、米国に輸出している。

『マッキンゼー』は、トランプ政権がメキシコ・ベトナムなどから入ってくる輸入品に高い関税を課す見通しで、かなりの困難を経験するだろうと予想した。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「”한국, 20년간 10대 수출품목 그대로… 끓는 냄비 속 개구리”」

「韓国が過去20年間、主要輸出品の多様化に失敗し、新成長技術も確保できなかった」という『マッキンゼー』指摘は、正鵠を射ています。

先にご紹介したとおり、韓国が突き当たっている袋小路は「先進国(主に日本)から先端技術を剽窃できなくなったこと」が大きな原因です。中国はもはや一部半導体技術以外は、すっかり韓国に追いついたといっていい状況です。

そのため、これまでのように中国に製品を輸出して貿易黒字をかっぱぐということができなくなりました。

中国が韓国の製品を買わなくなったためです。一方で韓国は中国から資源や中間財を買わなくては製品をつくれません。

韓国が切実に欲しているのは、韓国が自身でよくいう「超格差技術」です。しかし、外華内貧で「派手な製品を造る部分だけ」を行ってきたため、組み立てはできても基礎技術の積み上げが韓国にはありません。

外面ばかり良くて中身は貧弱という四字熟語。ただし、こんな四字熟語は日本にはありません。外華内貧は朝鮮半島を象徴する四字熟語だというのは、室谷克実先生のみならず、池東旭先生も指摘するところです。

勢い、また(主に日本から)パックってこよう!――になるのです。

もう何度だっていいますが、日本は韓国のような世界最悪の反日国家に積み上げてきた技術を渡してはなりません。特に韓国から狙われている「水素関連技術」です。

韓国を通過して中国に渡ることになって元も子もなくすことになります。そうならないためにも、日本で活動している産業スパイのような連中を締め出すべきです。

ご注目いただきたいのは、記事内にある「韓国の対米輸出の約35%が自動車およびその部品」という指摘です。

Money1でもご紹介してきたとおり、この自動車およびその部品は、合衆国市場に依存しています。『マッキンゼー』の指摘が正しいとして、35%が「2~17%水準に減少する」なんてことが現実になったら……それこそ破滅的な影響を与えることになります。

半導体もいつまでもつか……になってきていますので、「貿易で食べている国」が成立しなくなる可能性があります。

『マッキンゼー』による「韓国は茹でガエル」という指摘も正しいです。徐々に熱くなってきたので(+等身大の自分が認識できず「韓国はすごい国だ」と見誤ってきだので)、今さら熱いお湯を急に掛けても気付くかどうか怪しいものです。

また、今さら気付いても「もはや手遅れ」という感もあります。右往左往するだけではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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