韓国は、アメリカ合衆国との関税交渉が妥結しません。
韓国の大統領室は「文書など必要ないくら素晴らしい合意でした」などといっていたのですが、大ウソでした。
まだやっています。
2025年10月05日、秋夕の連休中だというのに、韓国大統領室が「米韓関税協商関連の緊急通商懸案対策会議」を開催したことを明らかにしました。
タイムリーにお伝えしそこないましたが、産業通商資源部の金正官(キム·ジョングァン)部長(長官)が、10月04日(現地時間)に、アメリカ合衆国のハワード・ラトニック商務長官と会談を行いました。

↑ラトニック商務長官と会談を行う金正寛(キム·ジョングァン)長官。ラトニック長官は食わせ者なので注意しなければなりません。
この会談結果を受けての緊急会議開催です。
緊急通商懸案対策会議は、金容範(キム·ヨンボム)政策室長と魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が共同で主宰しました。
具潤哲(ク・ユンチョル)企画財政部長官
趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官
金正官(キム·ジョングァン)産業通商資源部長官
呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長(通商産業資源部)
河俊慶(ハ·ジュンギョン)経済成長首席
呉賢柱(オ·ヒョンジュ)3安保室第3次長
――などの大統領室の主要参謀らも出席しています。
対米関税交渉についていまだドタバタしている様子が見てとれます。韓国政府は来るAPEC首脳会談までに何らかの結果を出せるものと見込んでいるのですが……。
大統領室は、
「政府は国益最優先という原則の下で、合衆国側との関税協商に関する後続協議を引き続き進めていく計画だ」
――と述べました。
ご注目いただきたいのは、この時点でも「後続協議を続ける」としている点です。
韓国メディアによると「合衆国政府に、(代わりの)投資案について提出した」となっているのですが――秋夕の連休中だというのに緊急会議を開催するというのは、合衆国側から新たな難題でも突きつけられたのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






