先にご紹介したとおり、韓国の全国同時地方選挙が迫っています。
2026年06月03日(水)に行われる「第9回全国同時地方選挙」は4,000人以上が当選するという巨大選挙です。
韓国大統領に成りおおせた前科四犯の李在明(イ・ジェミョン)さんは、左派・進歩系人士の『共に民主党』が国会の過半数を占め、自分に有利になるような「法案」ばかりを通過させ、「わが世の春」な独裁を進展させています。
自分たちが逮捕されるような裁判を行わないよう、検察庁を解体し、自分たちが有利になるような判断をくだす判事を裁判所に送り込んでいます。
今回行われる全国同時地方選挙は、『共に民主党』からすれば、前回の同選挙で敗北して失った地方の立法権と政権を取り返すためのものです。
もし『共に民主党』が地方で勝利すると、地方・中央政府・国会・司法(ほとんど押さえたようなもの)と一気通貫で地方から中央までの三権を全部取ったことになるのです。
独裁の完成ですね。
――というわけで、左派・進歩系の人士からすれば、「独裁完成!」のために絶対に勝たねばならない選挙なのです。
Money1でもぼつぼつとご紹介してきましたが、巨大選挙に向けてドタバタが表面化しています。
同じ左派・進歩系の中でも主導権争いが起こっていますし、保守寄り勢力である『国民の力』でも(いかにもみっともない)内紛が起こっています。
鄭清来(チョン・チョンレ)の暴走と左派・進歩系人士の内紛
まず『共に民主党』ですが、2026年01月22日、『共に民主党』党首二成りおおせた元反米テロリストの鄭清来(チョン・チョンレ)さんが、『祖国革新党』に合党の提案をしたことを明らかにしました。
『祖国革新党』は、シャバに出てきた、あの大ウソつきにして疑惑のタマネギ男こと曺国(チョ・グク)さんが党首となっています。

↑左が元反米テロリストの鄭清来(チョン・チョンレ)さん。現在は『共に民主党』党首。右が『祖国革新党』の党首にして家族ぐるみのカンニングで有罪になった曺国(チョ・グク)さん。
韓国メディアの報道によれば、この合党は、鄭清来(チョン・チョンレ)さんが党の最高委員にも図らず(わずか20分前に通知した)行ったものでした。

翌01月23日、『共に民主党』の黄明善(ファン・ミョンソン)(左)、李彦周(イ・オンジュ)(中央)、姜得求(カン・ドゥック)最高委員の三人が、鄭清来(チョン・チョンレ)代表による一方的な『祖国革新党』との合党提案に対し、糾弾および謝罪を求める記者会見を行いました。
鄭清来(チョン・チョンレ)さんは、これら反発に対して、
「昨日の私の合党提案によって、驚き、戸惑われた方が多かったようだ。
事前に十分共有できなかった点については申し訳ない。
党代表が先に提案しなければ、地方選挙前には時間的に不可能かもしれないと考え、謝罪する覚悟で提案した。
全党員投票で可決されれば(合党へ)進み、否決されれば止める」
――と述べました。
早い話が内紛です。
毎度おなじみ! 保守寄り勢力の内紛騒ぎ
一方の保守寄り『国民の力』も内紛です。

↑朴槿恵(パク・クネ)さんが張東赫(チャン・ドンヒョク)さんが断食を行っている現場を訪問し「生きねば」と声をかけました。
張東赫(チャン・ドンヒョク)党首が「統一教会に絡む疑惑や公認献金疑惑(選挙公認をめぐる金銭授受)についての特検を適用せよ」と主張して断食闘争に入り(国会のロビーで行い生中継付き)、8日目、朴槿恵(パク・クネ)元大統領が訪問し、断食は終わりました。

↑断食で疲れ果てて「原理目」になって病院に担ぎ込まれる張東赫(チャン・ドンヒョク)さん。
張東赫(チャン・ドンヒョク)さんは断食で疲弊し切った体を回復するために病院に直行。
断食といえば、李在明(イ・ジェミョン)さんを思い出さざると得ませんが、Money1でもご紹介したとおり、2023年08月終わりから断食闘争に入り、19日目でダウン。
病院に担ぎ込まれて「輸液を受けながらでも断食を続ける」という話になりました(それは断食というのかが大いに疑問)。
このとき李在明(イ・ジェミョン)さんの断食の名目は「日本の福島処理水放出」および「尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の施政」に抗議して――ということでした。
福島処理水の放出を「宣戦布告に等しい」と声高に主張していたときの話です。
最近(2026年01月13・14日)、「宣戦布告をした」という日本を訪れ、高市早苗首相とドラムをたたいて和気あいあい――だったのですが、この生来のウソつきにして前科四犯の韓国大統領の中では、「福島処理水放出」闘争はどのように整理されているのでしょうか。
まさに噴飯ものの人物です。
――本筋に戻ります。
張東赫(チャン・ドンヒョク)さんに対する保守寄り勢力の支持も悪くなっています。
――というのは、2026年01月07日、張東赫(チャン・ドンヒョク)さんは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が行った非常戒厳宣布について、「2024年12月03日の非常戒厳宣言は状況に合わない誤った措置であった」として、国民に謝罪を行ったからです。

尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領を否定したとみなされ、保守寄り勢力の好感度が下がったわけです。
ただし、張東赫(チャン・ドンヒョク)さんの謝罪は「非常戒厳宣言」に対しての党としての立場表明と反省・謝罪であり、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の尹錫悦(ユン・ソギョル)さんとの決別や個人攻撃まで踏み込んだ表現は含まれていません。
「尹錫悦個人に向かって断罪した発言」ではありません。
ここは要注目ポイントです。
全国地方同時選挙が迫ってきていますので、中道層を『国民の力』に支持を集めなければならないための――やむを得ない判断だったと思われます。
現在の『国民の力』では、張東赫(チャン・ドンヒョク)さんを中心とする勢力と、「張東赫(チャン・ドンヒョク)さん以外を求める層」の対立が明らかになっています。
「張東赫(チャン・ドンヒョク)さん以外を求める層」で注目されているのが、あの韓東勳(ハン・ドンフン)さん(月亭八方似)です。
2026年01月、韓東勳(ハン・ドンフン)さんが家族ぐるみで尹錫悦(ユン・ソギョル)夫婦を非難する書き込みを、党員掲示板へ執拗に行っていた疑惑が明らかになり、大変な批判・非難を浴びました。

↑2026年01月14日、「党員掲示板」書き込み事件について記者会見を行った韓東勳(ハン・ドンフン)さん(月亭八方似)。同日、当倫理委員会は同氏の除名を発表。
家族ぐるみというのは、
本人(韓東勳)
妻
娘
母親
義父
義母
――のことで、
本人名義(ハン・ドンフン)での投稿:161件
家族名義での投稿:907件
小計:1,068件
――とカウントされています(韓国メディア『朝鮮日報』による)。
「あんたたちは何をやっとるんだ」という話なのですが、韓東勳(ハン・ドンフン)さん自身は、
「自分自身で投稿を行ったことはない」
「家族が投稿した投稿があったことを後で知った」
――と述べています。
「ふーん、そうなんだ」とうっすい反応しかできませんが、この件があり、2026年01月14日、『国民の力』の中央倫理委員会は韓東勳(ハン・ドンフン)前代表の除名を正式に決議しました。
これは党規則上最も重い懲戒処分です。
ただし実際の除名処部は、最高委員会の承認が必要なため、いまだ実行されていません(2026年01月24日現在)。
最高委員会の判断は01月中旬にはでるはず……だったのですが、まだ出ません。
韓東勳(ハン・ドンフン)支持者の皆さんは街に繰り出して、「韓東勳(ハン・ドンフン)の除名反対」を叫んでいます。

↑韓東勳(ハン・ドンフン)除名反対を叫ぶ皆さん。「한동훈 제명 철회하라(「韓東勲の除名を撤回せよ)」「장동혁은 각성하라(張東赫は覚醒せよ)」などのプラカードが見えます。
――早い話が、保守寄り勢力も内紛です。
長々とお付き合いを賜って大変に恐縮ですが、読者の皆さまもばかばかしくなってきたと存じます。
もう何度だっていいますが、「韓国には政治的なものでないものなど何もなく」、政敵を潰すためなら何事も厭わず、努力する人ばかりがいるのです。
情けない国だと自分で思わないのが不思議です。
韓国の政治状況については、本当にばかばしくて何も評することはありません。李氏朝鮮時代と何が違うのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






