おススメ記事
広告

韓国「冬の賞与を株に突っ込んだら10%下がって夜寝られなくなった」という話

広告

小ネタですが、韓国の株式相場について『中央日報』に興味深い記事が出ていますのでご紹介します。

会社員チョ・モさん(36)は「1月の効果(新年株価上昇心理で01月の株価上昇率が他月より相対的に高くなる現象)」を期待して昨年年末賞与金で株式投資をしたが、新年から夜眠ることができなくなっている。

『Naver(ネイバー)』『Kakao(カカオ)』など時価総額(時価総額)上位種目を中心に買ったが、投資してから1週間で10%を超える損失を見たからだ。

チョ氏は「機関が物量を投げ続けるのに耐えられない
(後略)

⇒参照・引用元:『中央日報』「機関1週間で5兆「売物爆弾」…証券市場「1月の効果」が消える」

年末に冬の賞与を株式に投入したら新年から株価が下がって夜安心して寝られなくなった――と書いています。

まず以下のチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

記事に書かれている人が本当にいるとして、どこで資金を投入したのかは分かりませんが、2022年のKOSPI(韓国総合株価指数)は01月03日(月)の始値が「2,998.32」、01月07日(金)の終値が「2,954.89」ですので、「1.45%」の下げです。

10%下がった」としていますので、KOSPIより下げる銘柄を購入してしまったのでしょう。『ネイバー』と『カカオ』は挙がっていますので、一応株価を確認してみると以下のようになります。

まず『ネイバー』です。

新年の1週間で「9.99%」の下落。次に『カカオ』です。

新年の1週間で「13.05%」下落しています。

『ネイバー』『カカオ』共に下落幅が「5%」を超えていますので、これは暴落といっていいレベルです。

確かに大きく下がっていますので、株式投資初心者であれば心配で夜寝られなくなるのは理解できます。チョさんにアドバイスするとしたら、もう少し資金投入のタイミングを計るべきでしたし、嘆くのが早すぎるという点でしょう。

長くなるのでこれについては飛ばして、上掲記事内にある「機関が物量を投げ続けるのに耐えられない」についてです。

とても初心者投資家の言葉とは思えませんし、本当にチョさんが言ったのかどうか分かりませんが、確かに機関が新年に入って売り越しを継続しています。

以下をご覧ください。

⇒データ引用元:『finance.naver.com』「投資家別売買動向」
上掲データは2022年01月07日18:04現在のものです。

2022年01月03~07日で機関は「3兆2,386億ウォン」を売り越しています(KOSPI)。

個人投資家は「1兆9,076億ウォン」の買い越し外国人投資家は「1兆8,099億ウォン」の同じく買い越しですので、機関は真逆に動いたことになります。

チョさんにはお気の毒ではありますが、市場において各プレーヤーはそれぞれの思惑があって売買を行っています。ですので「外国人投資家が悪い」「機関が悪い」などと嘆くのであれば、それは市場に資金を投じるべきではありません(各トレーダーがフェアな条件で戦えるという前提で)。

また、個人投資家のただひとつの味方は「時間」だけです。ですから投資はあくまでも中長期で考えるべきです。1週間で「下がった」と嘆かなければならない投資はすべきではありません。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました