2026年01月14日、韓国の財政経済部が「対日依存経済安全保障項目の需給チェック」という面白いプレスリリースを出しました。
※念のために書きますが韓国の企画財政部は「財政経済部」と「企画予算処」に分割されています。
日本に依存している輸入品目を点検する――という主旨ですが、これは中国が日本に対して行っているレアアースなどの輸出規制に関連しています。
中国の行う「対日輸出規制」がなぜ韓国に関係しているかというと……なのです。
以下にプレスリリースを全文和訳します。
中国の対日輸出統制強化に関連
対日依存の経済安全保障品目の需給点検
― 対日依存度の高い経済安全保障品目を点検 ―
― 輸出統制の長期化の可能性に備え、需給動向の継続的点検および供給網安定化基金などを通じた政策支援を併行推進 ―財政経済部のソン・ウンギ経済供給網企画官は、01月15日(木)午前10時、中国の対日輸出統制強化措置に伴う国内影響の点検のため、対日依存度の高い経済安全保障品目※を対象に、関係部処合同点検会議を開催した。
※特定国への輸入依存度が高く、国民生活・経済に必須的な品目(供給網安定化法第2条)
今回の会議は、01月6日に中国商務部がデュアルユース(軍民両用)品目の日本向け輸出統制を強化した措置に伴うものであり、産業部、気候部、食品医薬品安全処、放射線庁などが出席し、品目別の需給状況および潜在的な供給網リスクなどを総合的に点検した。
点検の結果、一部品目は日本以外の国からの輸入代替が可能であったり、中国の輸出統制の直接的影響を受けないことが確認され、現在まで特異な動向はないものと評価された。
ただし、日本の対中原材料依存度が高い品目は、輸出統制が長期化した場合、国内供給網にも影響を及ぼす可能性があるため、綿密な需給管理が必要であると評価された。
これにより政府は、関係部処と緊密に協力して当該品目の需給動向を継続的に点検する一方、輸入先の多角化、国内生産拡大など供給網の安定性向上のための努力を継続していく計画である。
ソン・ウンギ経済供給網企画官は「供給網は平常時にはよく見えないが、一度支障が生じると産業全般に大きな影響を及ぼし得るだけに、事前点検と備えが重要だ」と述べ、「今回の点検を契機に潜在リスク要因を先制的に管理し、関係部処とともに隙のない対応体制を構築していく」と明らかにした。
併せて「必要時には供給網安定化基金を積極的に活用して、最大で国庫債金利水準まで政策金融を支援し、年内に供給網早期警報システムを構築して需給異常の兆候を事前に把握・対応できる基盤を整える」と強調した。
中国の対日本輸出規制がなぜ韓国に影響を与えるかというと――中国から輸入した原材料を基にして製造された品目に韓国が高い依存性がある場合――に玉突き式に韓国の製造業が困るからです。
この財政経済部の点検会議では、「中国の輸出統制の直接的影響を受けないことが確認され、現在まで特異な動向はない」となっています。
しかし上記のとおり、中国の対日本輸出規制が長期化した場合には、「思わぬところで影響が出るかもしれない」とも書いています。
韓国メディアは、日本が「中国の限日令と対日輸出規制」に「ざまみろ」的な反応を見せていますが、玉突き式に韓国に悪影響が及ぶ可能性もあるのです。
(吉田ハンチング@dcp)






