韓国政界の話は、左派・進歩系が独裁を進めているだけなので、もはやほとんど語ることなどありません。
転落の一途であり、中国やロシア、北朝鮮のような「自由のない民主主義」「民主集中制」に向かうばかりで、見ているだけで気持ちが悪くなります。
しかし、これだけはご紹介しておかなければなりません。
韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが城南市の市長を務めていたときに起こった「大庄洞開発」の件です。

↑城南都市開発公社が提示した「大庄洞開発」のイメージCG。
2025年10月31日、ソウル中央地方裁判所は、この「不正疑惑」について一審判決を出しました。
裁判にかけられた李在明(イ・ジェミョン)さんの元側近5人が全員有罪となりました。
●ユ・ドンギュ
『城南都市開発公社』企画本部長
●キム・マンベ
『マネートゥデイ』紙の法曹担当記者(後に部長・副局長級)
『火天大有資産管理』の実質オーナー・設立者
※現役の記者でありながら、『火天大有資産管理』を立ち上げ、マンション開発を行う「大庄洞コンソーシアム」側の民間事業者として関与した人物という位置づけになる。
●ナム・ウク
法務法人『カンナム』の弁護士で大庄洞開発の民間事業者の中心格。SPC『天火同人4号』の実質オーナーと目される。
●チョン・ヨンハク
公認会計士。大庄洞スキームの資金設計に関わった人物。
●チョン・ミニョン
城南都市開発公社 戦略事業室 投資事業チーム長。大庄洞開発事業の民間事業者選定に評価委員として参加していた。
つまり――城南市がマンション開発計画を立ち上げ、『城南開発公社』がこれを担当。開発を行うコンソーシアムを組成し、これに民間業者が参加したが、要所要所がみんなグルだった――という構図です。
民間業者の選定もお手盛りだったし、開発で出た利益も城南市側には「1,822億ウォン」しか渡さず、それ以上の利益は身内で分けてしまった――のです。
有罪確定は以下のようになりました。
全員有罪:ユ・ドンギュ、キム・マンベ、ナム・ウク、チョン・ヨンハク、チョン・ミニョン
判決理由:大庄洞事業の予想開発利益が4,000~5,000億ウォンであることを知りつつ、城南都市開発公社が1,822億ウォン以上の利益を得られる機会を放棄させた ⇒ 背任行為を認定
※ただし、背任によって彼らが得た具体的な利益額は特定不能
◆特定犯罪加重処罰法上の収賄
2人有罪:ユ・ドンギュ、チョン・ミニョン
判決理由:
ユ・ドンギュ:民間業者による大庄洞開発便宜の見返りとして、合計3億1,000万ウォンを受領した。
チョン・ミニョン:民間業者の要求どおりの公募指針を作成する代償として合計37億2,200万ウォンを受領した。
◆証人脅迫教唆
1人有罪:ユ・ドンギュ
判決理由:事実を知る人物に携帯電話を捨てるよう指示した。
◆贈収賄供与
2人有罪:キム・マンベ、ナム・ウク
判決理由:
キム・マンベ:背任犯罪に含まれる。
ナム・ウク:チョン・ミニョンに37億2,200万ウォンを贈与した。
◆贈収賄供与の約束
1人有罪:ユ・ドンギュ
背任犯罪に含まれる。
◆特定経済犯罪加重処罰法上の横領
3人有罪:キム・マンベ、ナム・ウク、チョン・ミニョン
判決理由:
キム・マンベ:私的な費用流用を隠すため、100億ウォンを「天和洞1号」から横領した。
ナム・ウク:チョン・ミニョンに提供した賄賂のうち35億ウォンを、エヌエスジェイホールディングスから横領した。
◆業務上横領
1人有罪:ユ・ドンギュ
判決理由:「天和洞1号」で実際には勤務していない人物に報酬を支給した。
◆清廉義務違反
1人有罪:ユ・ドンギュ
判決理由:教団関係者に現金165万ウォンを提供した。
◆犯罪収益隠匿禁止法違反
2人有罪:キム・マンベ、ナム・ウク
判決理由:ナム・ウクがチョン・ミニョンに賄賂として与えた35億ウォンを、会社資金として横領後に再投資した。
5人全員が有罪と確定し、その場で拘束されました。
問題は――李在明(イ・ジェミョン)さんが関わっていないわけはない――という点です。
先にご紹介したとおり、大統領に成りおおせたため、李在明(イ・ジェミョン)さん自身についての裁判は「停止」されています。
しかし、大庄洞不正疑惑について、5人全員が有罪という判決が出ました。
何を意味しているかというと「裁判が再開されたら有罪になる可能性が高い」ということです。
もちろん第二審、第三審もあるでしょうから時間がかかることは確かです。また、監獄に行くのが嫌で「李在明(イ・ジェミョン)と愉快な仲間たち」が法改正を行う可能性もあります。
(吉田ハンチング@dcp)






