中韓FTAどん詰まり交渉開始。⇒ 進むわけがない!「資金の自由な移動ができない中国の暗礁」

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韓国はFTA(二国間自由貿易協定)を複数の国と締結することを好み、その動きを進めてきました。

FTAを締結した国が増えるたびに「経済領土が増えた」などと意味不明な声を上げていたのですが、アメリカ合衆国のトランプ大統領が登場、「FTAなんか知るか」とばかりにカツアゲを始めて以降、韓国のFTA戦術もすっかり色褪せてしまいました。

このような現況の中、韓国の産業通商資源部が興味深いプレスリリースを出しました。

「今年初の中韓自由貿易協定(FTA)サービス・投資後続交渉北京で開催」というタイトルです。短いプレスリリースですので、以下に全文を和訳します。

今年初の中韓自由貿易協定(FTA)
サービス・投資の後続交渉、北京で開催

– 01.19(月) ~ 01.23(金)、北京 –
-サービス、投資、金融の3分野交渉 –

わが国と中国間の自由貿易協定(FTA)サービス・投資第13次後続交渉が、01.19(月)~23(金)に北京で開催される。

産業通商部(長官 金正官(キム·ジョングァン))通商交渉本部は、今回の交渉に、わが国側はクォン・ヘジン通商交渉室長、中国側はリン・フェン(Lin Feng)中国商務部国際司司長を両国の首席代表として、約30名の両国代表団が参加すると明らかにした。

我が国と中国は、自由貿易協定を締結(2015年発効)した後、「後続交渉のための指針」に基づき、2018年3月にサービス・投資後続交渉を開始し、12回の公式交渉と多数の会期間会合を通じて議論を継続してきた。

01月05日に北京で開催された中韓首脳会談でも、後続交渉の年内における意味ある進展のため努力することで合意したことから、今回の交渉を通じて、サービス、投資、金融の3分科において、協定文および市場開放交渉の加速化に努める計画である。

政府は「両国の関係部処がすべて参加する公式交渉を隔月など定期的に開催して交渉のスピードを高め、後続交渉が自由で開放的なサービス貿易・投資環境の基盤となるよう、交渉に臨む計画だ」と明らかにした。

⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「올해 첫 한-중 자유무역협정(FTA) 서비스·투자 후속협상 베이징에서 열려」

中韓FTAはすでに締結・発効していますが、いまだに交渉が続いている「未完成のFTA」なのです。

モノについては終わっているのですが、「サービス・投資・金融」は妥結しておらず、現在も交渉中で「ずっと棚上げ状態」です。

韓国側は中国市場での実質的なアクセス改善を要求しているのですが、中国側が10年以上も渋っており、動かすことができません。

理由は簡単で、中国が「自由な資金の移動」を許可できないからです。もしそんなことをすれば、中国から奔流のような資金流出が起こるからです。

「2015~16年の中国資本流出危機」がさらに大きな規模で起こるでしょう。

韓国は「自由貿易」を行いたいので(輸出でポンコツ韓国産製品をとにかく売りたい)、中国にフルフルの自由貿易を強要したいのでしょうが、中国からすれば絶対に許可できません。

韓国側からすれば、大統領になりおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんと習近平総書記が首脳会談を行い、習近平さんは「中韓経済の結びつきは緊密であり、産業チェーンおよびサプライチェーンは深く相互に組み込まれており、協力は互恵・Win-Winである」と述べました。

この言葉を頼りに、中国が絶体に許可しないであろう「中韓FTA」の「サービス・投資・金融」の自由化に挑むわけです。

中国としては「お金がない」ので、韓国からお金を引っ張りたいですし、中国産のポンコツ製品をもっと韓国に買わせたいのですが、資金流出だけは絶対に避けなければなりません。

中国・韓国による「抱腹絶倒のだましあい」が行われるわけです。

01月19~23日の交渉の行方にご注目ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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