日本人に税負担が重いと思いますか?というアンケートを行うと、ほとんどの人が「はい」と答えるでしょう。税金が安いに越したことはありませんが、サラリーマンの場合には天引きシシテムが強制されているため、ほとんど自由度はありません。
では、各国の税負担はどのようになっているのでしょうか? 国税庁のサイトに「所得税・住民税」の負担を、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの5カ国で比較したデータがあります。各国で給与収入が、500万円、700万円、1,000万円の場合、「所得税・住民税」がいくらになるのかです。
■給与収入別、所得税・住民税の負担金額
●日本
500万円:15万8,000円……3.2%
700万円:39万2,000円……5.6%
1,000万円:100万9,000円……10.1%
●アメリカ
500万円:9万8,000円……2.0%
700万円:47万円……6.7%
1,000万円:111万2,000円……11.1%
●イギリス
500万円:56万4,000円……11.3%
700万円:96万4,000円……13.8%
1,000万円:201万8,000円……20.2%
●ドイツ
500万円:38万7,000円……7.7%
700万円:90万6,000円……12.9%
1,000万円:181万4,000円……18.1%
●フランス
500万円:39万3,000円……7.9%
700万円:60万9,000円……8.7%
1,000万円:127万6,000円……12.8%
日本はなんだか低く見えますが、社会保険料が全く入っていませんので、これだけで日本は先進国の中でも税負担の低い国、なんて思ってはいけません。それこそ国税庁の思うツボです(笑)。
⇒データ出典:『国税庁』公式サイト「税の学習コーナー」
(高橋モータース@dcp)