アメリカのトランプ師匠がああ言えば、北朝鮮のアホ坊んがこう言う、というわけで朝鮮半島情勢が緊迫の度を強めております。そんな中、韓国株式市場が思わしくありません。直近5日のKOSPI(Korea Composite Stock Price Indexの略:韓国総合株価指数)は以下のようになっています。
09月26日は「2,374.32」で、09月06日に付けた「2,319.82」にまでは下がっておりませんが、ここ数日の下落はそれに匹敵するほどの下がり具合です。
これまでMoney1でご紹介してきたとおり、南朝鮮経済には暗雲が垂れ込めております。直近では、中国との通貨スワップ協定の期限が次月の10月10日に終了します。
THAAD配備問題で中韓の関係が悪化しており、継続は困難と見られる中、協議をしているというロイターの記事が09月13日に出てからその続報は現在まで全く聞かれません。
中国との通貨スワップ協定が満期終了してもスグに韓国経済がどうかなるわけではありませんが、いざというときの信頼性が揺らぐことは間違いありません。また保証が薄くなることで、各国の金融機関が韓国中央銀行との取引を信認することを渋る可能性もあります。
実はこのことが非常に大きなリスク要因なのです。信頼性の担保がなくなると、アリの一穴のたとえどおり、一気にクラッシュに向かうこともあり得ます。ここは注視しておかなければいけません。
(柏ケミカル@dcp)