明日期限の「韓中の通貨スワップ」中国当局から音無し

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明日、2020年10月10日が「中韓通貨スワップ」の期限となります。先にご紹介したとおり、韓国メディアからは「『韓国銀行』は8日、「中国人民銀行と通貨スワップ契約を延長することで実務的に合意した」と明らかにした」(引用元:中央日報(日本語版))と報道が出たのですが、中国通貨当局からは依然「音無し」の構えです。

また中国の報道は「『韓国銀行』は」あるいは「韓国の報道によれば」となっています。

例えば以下のような報道です。

根据外媒报道,韩国央行周四(10月8日)表示,中韩两国央行已经达成工作层级协议,将续签两国间的货币互换协议,必要程序一完成便会公布细节。

外国メディアの報道によると、『韓国銀行』は木曜日(10月08日)、中国と韓国の中央銀行が実務レベルの合意に達し、両国間の通貨交換協定を更新すると発表した。詳細は必要な手続きが完了次第発表される。

据悉,中韩两国自2009年开始签署货币互换协议,并分别在2011年、2014年、2017年续签,此次续签将是两国第四次续签此项协议。2009年,两国互换货币的规模为260亿美元,当前则扩大到560亿美元,现有的协议原定在本周六到期。

中国と韓国は2009年から通貨交換協定を締結し、2011年、2014年、2017年にそれぞれ更新したと報じられている

この更新は、両国がこの協定を更新するのは4回目となる。

2009年の両国間の通貨交換の規模は260億ドルでしたが、現在は560億ドルに拡大している。既存の契約は、当初、今週の土曜日に失効する予定だった
(後略)

⇒参照・引用元:『捜狐』「最新!中韩将续签货币协议,韩国还希望与中国合作加快经济复苏」

赤アンダーライン、強調文字は筆者による

2017年の延長騒動のときと同じ感じになってきました。

このままですと、また往時と同じく「延長されたのか、されていないのか中国公的機関からは全く公式発表がない」という事態になるかもしれません。

いずれにせよ要注目です。

(柏ケミカル@dcp)

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