韓国の文在寅大統領は「クリーンエネルギー政策」を推進し、韓国で「太陽光発電」「風力発電」を増やすよう旗を振っています。まあそれはいいのですが、『韓国電力』への売電が事業になるというので、雨後のタケノコのように小規模な太陽光発電施設が多数できてしまったのです。
先にご紹介したことがありますが、世にもあほらしいのは、その全てが『韓国電力』の電力網に接続されているわけではないのです。つまり、ただむなしく電気をつくっている太陽光パネルが韓国各地にあるということです。
全部を接続するだけのお金がないのです。
その太陽光発電パネルを全部電力網に接続するよう整備したらいくらかかるかを、韓国メディア『毎日経済』が報じました。以下です。
2020年08月基準で接続されていない太陽光パネル:1万8,772件
全部接続するのにかかる費用:7,094億ウォン(約651億円)
全部接続するのにかかる費用:7,094億ウォン(約651億円)
これは、同記事によると『韓国電力』が以下のように計算した結果です。
配電線の新設:3,532億ウォン
変電所の新設:3,135億ウォン
周辺圧増設機: 417億ウォン
小計:7,084億ウォン
変電所の新設:3,135億ウォン
周辺圧増設機: 417億ウォン
小計:7,084億ウォン
※上掲の記事内の数字と合いませんがママ
さらに、すでに接続されている太陽光発電施設に予備の発電機を接続するコストがかかり、これが「1,425億ウォン」とのこと。
つまり、総計「8,509億ウォン」(約781億円)※かかるのです。
で、この金額は「3年ぶりにやっと黒字を記録した韓電の第1四半期純利益の2倍以上の規模」とのこと。これだけ計画性のない政府というのも珍しいのではないでしょうか。
※『毎日経済』の記事内では「8,519億ウォン」となっていますが、この場合は「約782億円」
(吉田ハンチング@dcp)