韓国『サムスン電子』米テキサス州に100億ドルを突っ込む!

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これも半導体戦争の一幕です。韓国の『サムスン電子』は、世界最大のファウンドリ台湾『TSMC』に対抗して、アメリカ合衆国テキサス州オースティン工場の半導体製造ラインを増設する計画を持っています。2021年01月28日にも投資計画を発表する予定とのこと。

早ければ2023年に新規ラインを完成して、最先端の3ナノメートル半導体を量産する

との予定です。最近世界のあちこちで半導体の供給不足が目立っていますが、この機を逃さず生産体制を拡充するつもりなのです。先に中国で『フォルクスワーゲン』『トヨタ』の工場ラインの一部が半導体不足で止まった件をご紹介しましたが、特に自動車業界での半導体ショーテージは目立ちます。

他にも合衆国『フォード』はブラジル工場3カ所をシャットダウン、合衆国ケンタッキー州ルイビル工場も一時ラインを止めました。

合衆国『GM』は台湾政府に訴えて『TSMC』から半導体の供給を受け、かろうじてラインを止めずに済みました。また、『GM』は2020年12月に「1年分の半導体を確保せよ!」と社内に檄を飛ばしたことが分かっています。

半導体製造工程の上流であるシリコンウエハの取り合いが熾烈になっているのは先にご紹介したとおりです。

半導体のショーテージの中、『サムスン電子』が新規ラインの増設に動くのは当然かもしれません。しかし、この大事なときに同社の総帥、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長実刑判決で収監。なんともお気の毒という他はありません。

(吉田ハンチング@dcp)

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