韓国バッテリー企業3社合わせて12兆が蒸発!

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先にご紹介した、ドイツ『フォルクスワーゲン』の発表によって韓国ではバッテリー関連企業がお通夜のようになっています。

韓国を代表するバッテリー企業だ!とし、世界シェアが……などと誇ってきたのに、世界最大級の自動車メーカー『フォルクスワーゲン』への納品がゼロになるかも――という話ですから無理もありません。

その韓国を代表するバッテリー企業の株価が大変に興味深いことになりましたので、ご紹介します。

『フォルクスワーゲン』が発表を行ったのは現地時間で2021年03月15日。ですので、これを受けて株価が動いたのは翌16日です。

世界に誇るバッテリー製造メーカー『LG電子』(バッテリー部門は切り離して子会社『LGエネルギーソリューション』になっています:この会社は未上場)、『SKイノベーション』『サムスンSDI』の株価は以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

『LGエネルギーソリューション』の親会社『LG化学』の株価は窓を開けて急落下しました。

『SKイノベーション』も窓開けで墜落です。

『サムスンSDI』の場合は、03月16日はまだましで、翌17日にさらに長い陰線となって大きく下落しました。これは、03月16日には「『サムスンSDI』は角型セルを製造しているのでまだ大丈夫だ」などの楽観的報道があったためだと思われます。

『フォルクスワーゲン』の意図が「バッテリーの自給自足」にあることが理解されたため、翌17日には「やっぱり『サムスンSDI』も駄目じゃん!」となって大きく落ちたと推測できます。

この3社で以下の時価総額が飛びました。

失った時価総額
『LG化学』:7兆6,000億ウォン(約7,372億円)
『SKイノベーション』:3兆2,000億ウォン(約3,104億円)
『サムスンSDI』:1兆1,000億ウォン(約1,067億円)
小計:11兆9,000億ウォン(約1兆1,543億円)

『フォルクスワーゲン』ショックで約12兆ウォン(約1.2兆円)が失われました。

(吉田ハンチング@dcp)

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