「限界企業」というのは簡単にいうと「借金の利子も払えない状態になっている企業」※のことです。
※営業利益で債務の利子を支払えない
韓国の経団連といわれる「全国経済人連合会」のリポートによれば、韓国はOECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力開発機構)37カ国中で、この限界企業の割合が第5位。
韓国の限界企業の割合:17.9%
となっています。ちなみにOECDの平均は「12.4%」(ただし比較可能な24カ国)。
韓国は「2017年に15.4%」でしたから「2017年09月が直近の景気の頂点で以降はずっと下り坂」という↓でご紹介した分析を裏付けています。
南朝鮮の景気はすでに下り坂を24カ月走っている! まだ底は遠いよ
2019年09月20日、韓国の統計庁(NationalStatisticalOffice)は「第10回景気総合指数改編の結果と最近の景気循環について」※という資料を公表しました。この資料を基にした記事が韓国メディアに公開され、その日本語版の...
全経連では「このような推移が続けば、OECD加盟国の中で韓国の限界企業の割合の順位は、今後、より悪くなるだろう」としています。
実際『韓国銀行』もコロナの第二波が広がれば「利子も支払えない企業の割合は50%に上昇する」と予測しています(本稿末の記事を参照ください)。ですので、あまり日本では報道されませんが韓国経済は大変に良くない状況なのです。
⇒参照:『全国経済人連合会』公式サイト
韓国企業の50%は利子も払えなくなる!と『韓国銀行』が予測。コロナ事態があと半年続けば
韓国の中央銀行『韓国銀行』が、これ以降の経済の予測を公表し、さっそく韓国メディア『朝鮮日報』が記事にしています(本稿末のリンクを参照ください)。『韓国銀行』の予測は「基本シナリオ」と「深刻なシナリオ」の2つに分かれています。基本シナリオ⇒新...
(柏ケミカル@dcp)