韓国「06月の輸出入」貿易収支71%増加。これは前年が低すぎたため

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韓国の関税庁から2021年06月の輸出入・上半期の総括の資料が公開されました。

⇒データ引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「6月と上半期の輸出入動向」

輸出:547億9,800万ドル(約6兆826億円)
輸入:503億5,700万ドル(約5兆5,590億円)
貿易収支(輸出 – 輸入):44億4,100万ドル(約4,930億円)

と好調な結果となっています。

輸出は155.8億ドル(39.7%)増加、輸入は145.6億ドル(40.7%)増加です。

輸出の増加に輸入の増加がついてこず、不況型黒字の様相を見せ続けていましたが、輸入も戻していますのでいい感じです。

2021年01~06月の累計では以下のようになります。

2021年01~06月累計
輸出:3,032億3,800万ドル(約33兆6,5,94億円)
(対前年同期比:26.1%増加
輸入:2,851億1,300万ドル(約31兆6,475億円)
(対前年同期比:24.0%増加
貿易収支(輸出 – 輸入):181億2,500万ドル(約2兆119億円)
(対前年同期比:70.5%増加

なにせ、2020年が以下のように非常に低調な結果でしたので、対前同期比での回復は大きく見えます。特に貿易収支は「70.5%増加」と派手です。

2020年01~06月累計
輸出:2,045億2,100万ドル(約22兆7,018億円)
輸入:2,298億8,900万ドル(約25兆5,177億円)
貿易収支(輸出 – 輸入):106億3,200万ドル(約1兆1,802億円)

2020年01~06月累計がここまで悪いのは、04月に貿易収支が「-16.6億ドル」と赤字化し、05月もわずか「1億9,300万ドル」の黒字しかなかったためです。

これまで、韓国の統計庁は直近の景気サイクルの山は「2017年09月」で以降はずっと下り坂としてきました。

しかし、2021年に2020年から回復すれば、コロナ禍に見舞われた「2020年が景気サイクルの天底だった」とするかもしれません。

その場合、天底からどこまで戻るのか、次の景気の山がどこになるのか?です。

(吉田ハンチング@dcp)

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