韓国では大統領選挙に向けて各候補の発言が過激になってきております。有権者の気を引き、支持を集めなればならないからです。
2021年07月31日、野党『国民の力』の大統領候補・崔在亨(チェ・ジェヒョン)さんは、「雇用を奪う最低賃金の引き上げは犯罪と変わりない」と述べて、文政権の「所得主導成長」を批判しました。
また「政策は結果が一番重要。失敗しておいて良い意志や真正性といったことを言うのは、無能を隠そうとした言い訳に過ぎない」とも述べています。
なかなか手厳しいご意見です。
文政権で監査院長を務めた人です
この崔さんは、もともと判事で、2018年に文政権から「監査院長」に起用されました。つまり政権側にいた人です。しかし、06月28日に職を辞し、07月15日に『国民の力』に入党しました。
こういう経緯がありますので、政府与党『共に民主党』からはひどい言葉で非難されています。
例えば丁世均(チョン・セギュン)元首相は、崔さんが『国民の党』に入った日、 「国民への裏切り、神への裏切り、原則の裏切り」「裏切り者は失敗する」とtweetしています。
崔さんが大統領になるには、まず『国民の力』内の予備選に勝たなければなりません。尹錫悦(ユン・ソギョル)前検察総長も同党に入りましたから、尹さんとも勝負ですね。
(吉田ハンチング@dcp)