半導体企業『サムスン電子』『SKハイニックス』の株価が暴落したことに韓国が動揺しています。韓国経済の屋台骨を支えている輸出は、だんだん半導体頼みになってきていますので無理もないことです。
とにかく08月12、13日の下落が大きかったので13~15日の韓国メディアの報道では「スーパーサイクルは終わったのか」「株価は戻るのか」といった記事が目立ちました。
そんな報道の中で、「08月13日(金)のアメリカ合衆国の市場で『Micron(マイクロン)』の株価が反発したので08月17日(火)※には『サムスン電子』『SKハイニックス』の株価も上昇に転じるのではないか」という推測する記事がありました。
読者の皆さまもご存じのとおり『マイクロン』は世界的に有名半導体製造メーカー。合衆国NASDAQ(ナスダック)市場に上場しています。
どのくらい反発したのか確認してみましょう(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
確かに反発していますが……ほんの少しですね。
また同記事では「SOX」(Philadelphia Semiconductor Index:半導体指数)も反発したと書いていますので、そちらも確認してみましょう。
こちらも戻っていますが……。
『サムスン電子』『SKハイニックス』は半導体産業のツートップで、多くの韓国投資家が資金を投じている銘柄です。株価が戻らないと大変困ったことになります。
実は、韓国の個人投資家は2021年01月に最も巨額の資金を韓国株式市場に投じており、『サムスン電子』の株価でいうと、とにかくテッペンでつかんでいるのです。
上掲のとおり、高値づかみもいいところなので、多くの個人投資家はまだ売っていなくても大きな含み損を抱えているはずです。
このまま下にいくと阿鼻叫喚です。
どうなるか、08月17日(火)の韓国株式市場をお楽しみにお待ちください。明日休場なのが吉と出るか、凶と出るか、です。
(吉田ハンチング@dcp)