韓国の次期大統領選挙に向けて、政府与党『共に民主党』の大統領候補選出の予備選がたけなわになっています。
韓国各地域を回る巡回選挙で戦われているのですが、2021年09月26日は「全北」で投票が行われました。
前回の「光州・全南」では初めて李洛淵(イ・ナギョン)前党代表が1位となったのですが……。「全北」での結果は以下のようになりました。
●李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事:2万2,776票(得票率:54.55%)
●李洛淵(イ・ナギョン)前『共に民主党』代表:1万5,715票(得票率:38.48%)
●秋美愛(チュ・ミエ)前法務部長官:2,127票(得票率:5.21%)
●朴用鎮(パク・ヨンジン)議員:512票(得票率:1.25%)
●金斗官(キム・ドゥグァン)議員:208票(得票率:0.51%)
上掲のとおり「全北」では再び李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が1位となりました。これで李知事は5勝1敗。
ここまでの累計の得票率は以下のとおりです。
『共に民主党』巡回選挙6回と「第1次スーパーウイーク」の結果(累積得票率)
●李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事:53.01%
●李洛淵(イ・ナギョン)前『共に民主党』代表:34.48%
●秋美愛(チュ・ミエ)前法務部長官:10.60%
●朴用鎮(パク・ヨンジン)議員:1.23%
●金斗官(キム・ドゥグァン)議員:0.68%※データ引用元は同上
前回の巡回選挙が終わった時点で1位の李知事と2位の李洛淵(イ・ナギョン)さんの差は今回の全北の結果で「18.53%」と本当にわずかながら縮まりました。
今回の結果を受けて最下位に沈んでいた金斗官(キム・ドゥグァン)議員が大統領候補から下りることを表明しました。
これで、『共に民主党』の大統領候補は4人になりました。金議員の得票数はほとんどない状況ですので、金議員の票がよそへ流れても大勢にはほとんど影響はないでしょう。
『共に民主党』の残す予備選挙は以下です。
10月02日:釜山・蔚山・慶南
10月03日:仁川
2次選挙人投票の結果発表
10月09日:京畿
10月10日:ソウル
3次選挙人投票の結果発表
本予備選挙
(本選通過者の得票が過半数に達しない場合には4、5日後に決選投票を行う)
さて巡回選挙も折り返しました。このまま李知事が差を保ったままソウルに戻ってくるでしょうか。李洛淵(イ・ナギョン)さんが追いつくことはできるでしょうか。
先にご紹介した李知事に湧き起こっている疑惑が影響を与えることも考えられます。こちらの方も進展にご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)