アメリカ合衆国の韓国外しが明確になってきたかもしれません。北朝鮮問題について親北の左派政権は全くアテにならないので、これは仕方がありませんが、しかし外されたら外されたで韓国は不安になるのです。
韓国の左派であっても「安全保障はアメリカ合衆国に頼るしかない」と考えているからです。
バイデン大統領が訪日し「クアッド首脳会議」開催
2022年上半期に合衆国・バイデン大統領が訪日し、日本で『QUAD(クアッド)』首脳会議を開催することが決定しました(2022年01月21日に開催された日米首脳オンライン会談での決定)。
1月21日、午後10時から約80分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ジョセフ・バイデン米国大統領(The Honorable Joseph R. Biden, Jr., President of the United States of America)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1.両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、強固な日米同盟の下、日米両国が緊密に連携していくとともに、豪州、インド、ASEAN、欧州等の同志国との協力を深化させることで一致しました。
この関連で、岸田総理大臣から、バイデン大統領の訪日を得て日米豪印首脳会合を本年前半に日本で主催する考えである旨述べ、バイデン大統領から、支持が表明されました。
(後略)
⇒参照・引用元:『日本国 外務省』公式サイト「日米首脳テレビ会談」
このように、日本で対面で「クアッド首脳会議」が開催されることが決まりました。
これに対して慌てているのが韓国です。
韓国メディアは「日本でクアッド会議が開催されるのだが、韓国には来ないかもしれない」と報道しています。
もし韓国がスルーされたら「外交惨事」だ
韓国メディア『朝鮮日報(日本語版)』の記事の一部を以下に引用します。
(前略)
複数の専門家はこのように韓米日協力体制が揺らぐ状況でバイデン大統領訪日のニュースが飛び込んだことに注目している。バイデン大統領は昨年4月、就任後最初の首脳会談で日本の菅義偉首相(当時)、2回目には文大統領を選んだ。
今回日本とはそれから約1年ぶりの首脳会談が実現したが、韓国との首脳会談は現時点で検討されていないという。
韓国のある外交官幹部OBは「バイデン大統領が東京だけを訪れソウルをパッシングする万が一の外交惨事を懸念している」「大統領選挙を前に韓国の政治情勢が流動的であることを考慮しても、これはできれば避けたい状況だ」と述べた。
(後略)
『クアッド』首脳会議がいつ開催されるかによりますが、バイデン大統領としても、退任まで2カ月を切った韓国の文在寅大統領と会っても仕方がありません。
会うなら次の大統領でしょうが、また左派政権になったら、それこそ極左の李在明(イ・ジェミョン)さんが大統領になったら、合衆国大統領として会う気になるでしょうか。
時に合衆国との関係を「血盟」と誇りますが、同盟関係というのは「お互いにとっての価値を高め合う」ことでしか継続できません。韓国にはこの点についての理解が全くないので、合衆国から捨てられても仕方がないでしょう。
鈴置高史先生が指摘していらっしゃるように、韓国は「ギブ&テイク」ができない国なのです。そもそも同盟を結ぶことが無理ではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)