予想された数字が確定しました。
2022年01月18日、韓国の産業通商資源部から「2021年12月および年間自動車産業動向(暫定)」が出ました。
以下をご覧ください。
↑Google Chromeの自動翻訳ですので日本語訳がヘンですがご寛恕ください。2021年(暫定版)
生産台数:346万台(-1.3%)国内販売台数
国産車:142.9万台(-10.4%)
輸入車: 29.7万台(+2.0%)
小計:173万台(-8.5%)輸出販売台数:205万台(+8.6%)
輸出金額:464.7億ドル(+24.2%)自動車部品輸出金額:186.4億ドル(+22.2%)
ついに韓国の自動車生産台数が「350万台」を割り込みました。韓国メディアが「マジノ線」などと書いていた数字を達成することはできませんした。
マジノ線などと書くから抜かれるのだと思わないではいられませんが、コロナ禍に見舞われた「2020年:351万台」よりも生産台数は減ったのです。
そもそも韓国メディアの書くマジノ線は「400万台」でした。というのは、「400万台ないと自動車産業を支える生態系が維持できない」という主張だったからです。それが350万台まで落ちました。
戦線はどんどん後退しています。こういうのも「転進」と称するのでしょうか。
次に国内の販売台数。「2020年:159.4万台」から「2021年:142.9万台」へと「10.4%」も減少しました。
もちろん2020年の売れ行きが良かったのは、コロナ禍に見舞われたため、韓国政府が減税措置などを取ったためです(「2019年:151.8万台」から5.1%増えた)あから、この減少は割り引いて見る必要はあります。
ですが減ったの事実です。
ちなみに韓国の自動車販売台数はこれからも減少傾向を続けます。
理由は簡単で、人口が減るからです。自律走行車が免許なしでも誰でも乗れますよ、となれば新たな需要を掘り起こして増加するかもしれませんが。
壇鏡通商資源部がわざわざ青枠で囲ってあるのは、低調な数字の中、輸出台数が2020年比で「8.6%」増えているからですが、さあ果たして喜んでいる場合でしょうか?
確かに、「2020年:189万台」から「2021年:205万台」と増えていますが、コロナ前と比較してみましょう
。
2019年:240万台
2020年:189万台
2021年:205万台
2019年は「240万台」ですから、2021年は実はコロナ前と比較して「35万台」も輸出台数が減っているのです。
金額で見ると、
2019年:430.4億ドル
2020年:374.1億ドル
2021年:464.7億ドル
と増えているのは、販売価格の高いSUV、電気自動車にシフトしているからに過ぎません。韓国自動車はブランド力が弱いですから、このジャンルが価格競争になったとき勝つことができるでしょうか。
というわけですので、韓国自動車産業はやはり弱体化を続けていると見るのが正しいのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)