韓国経済の先行きは危ないです。
人口減少が韓国経済を恐らく相当減衰させるでしょう。人口が減少すると生産人口が減るわけで、「生産性でカバーする」なんていっても限界があります。それに、もともと韓国は生産性の高い国ではありません。
2020年に出生数と死亡数のデッドクロスが起こり、人口の自然減少フェーズに入ったのですが、そこからも人口減少がいくらなんでも急過ぎます。
2022年01月26日、韓国の統計庁が「2021年11月人口動向(出生、死亡、婚姻、離婚)」を公表したのですが、これが大変にまずい内容です。
以下をご覧ください。
出生児数は1万9,800人で前年同月比1.3%減少
死亡者数は2万8,426人で前年同月比11.0%増加
注目していただきたいのは「出生数:1万9,800人」です。ついに月次の出生数が2万人を割りました。
韓国史上初、最低の出生数です。
出生数が1.3%減少し、死亡数が11.0%増加。つまり人口減少の方向に大きく動いています。
以下が2021年の月次での出生数と死亡数の推移です。
出生数が2万人を割り、死亡数が増加。死亡数と出生数のラインの差が人口の増減になるわけですが、これぞワニの口というのでしょう、人口の減少数が大きくなっていっています。
月次の人口増減数の推移をグラフにすると以下のようになります。
↑▲はマイナスの意味です。グラフの線全てが「0」より下にあります。
毎月毎月、死亡数の方が出生数より多いので、月次の人口はマイナス(減少)ばかりです。それに、ついに月当たり8.6千人も人口が減るようになってしまいました。これにはコロナの影響があると思われますが、それにしても急減しすぎです。
韓国は人口減少によって消滅する最初の国、などといわれることがあります。あながちウソではありませんし、またこの人口急減を見ると、その消滅時期は予想よりずっと早くなるかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)