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韓国「誰得の11人」が結成。「尹大統領は4年で辞めろ」と主張

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韓国の極左新聞『ハンギョレ』がスゴイ記事を出しています。政界の古参の議員11人が「11人元老会」という会を作ったそうで、これがもう噴飯物なのでご紹介します。


↑ずらり並んだ「誰得の11人」のメンバー(8人しかいませんけど)。

「11人元老会」というのは――。

カン・チャンヒ
キム・ウォンギ
キム・ギョンオ
ムン・ヒサン
パク・ヒテ
イム・チェジョン
チョン・セギュン
チョン・ジョンファ(ここまで元国会議長)
シン・ヨンギュン『国民の力』常任顧問
クォン・ノガップ『共に民主党』常任顧問
チョン・デチョル憲政会長

という11人です。日本でもおなじみの「ムン・ヒサン」さんが入っていることから察しがつくかもしれませんが、ロクなものではありません。

はっきり言えば「誰得の11人」です。

この元老会のメンバーが実に好き勝手なことを述べており、『ハンギョレ』の記事は元老の声に耳を傾けろとしています。揚げ句の果てには、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の任期を1年繰り上げて終え、大統領任期4年制に憲法を改正しろというのです。

呆れた提言ですが、該当箇所を以下に引用してみます。

(前略)
元老会は今後、毎月第3週の月曜日に開かれる。キム・ヒョンオ前議長は最初の会合の結果をこう説明した。

「私たちは政治の復元を強く願う。政治の中心はあくまでも国会だという認識を共有する。そのためには与野党間の対話が最優先だ。大統領は国会を常に尊重し、接触し、対話しなければならない」。

(中略)

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が総選挙に勝ったらどうなるだろうか。気分がいいだろう。国民の力が国会議長の座を占めるだろう。それだけだ。

大統領の意のままに国会で立法を推し進めることができるだろうか?

労働改革、教育改革、年金改革を尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領がやりたいように推進できるだろうか?

そんなはずはない。

文在寅前大統領は2020年の総選挙で絶対多数議席を確保したが、やりたい立法をやり遂げられなかった。

世論のせいだ。国会選挙進化法のせいだ。総選挙は勝者独占ではない。

(中略)

今から政治を復元し、野党と積極的に対話して妥協するのが正しい。

それが尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領にとっても利益だ。

与野党間の対話が最優先であり、大統領は国会を常に尊重し、接触して対話しなければならない」という元老たちの助言は、そのような心意気を含んでいる。

金鎭杓国会議長は建国記念日の祝辞で、選挙法改正交渉の妥結と大統領4年任期制への憲法改正を提案した。選挙制度や権力構造は与野党や国会議員の交渉に任せてできることではない。

大統領が先に積極的に取り組み、野党の大統領候補級の指導者が呼応して初めて可能性が開かれる高難度の政治企画だ。1987年の改憲と1988年の選挙法改正がそうだった。

(中略)

改憲も同様だ。

4年任期制に改憲するには、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の任期を1年減らし、次の大統領選挙を2026年の地方選挙と一緒に行うのが合理的だ。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の決断と改憲議論の主導が必要だ。

成功すれば、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は歴史に残る大統領になる。

⇒参照・引用元:『ハンギョレ』「元老たちの訴え、ユン大統領が刻まれなければ」

傑作なのは、文在寅前大統領が先の選挙で圧勝したからといって立法府で好き勝手はできなかった――などと述べている点です。

とんでもない話です。好き勝手やりました。そのおかげで国は無茶苦茶になったのです。財閥を目の敵にして企業を締め上げる法律ばかり通したのはどう言い訳するのでしょうか?

学生時代に労働運動に身を投じて頭ばっかりでかくなった世代の残党どもがいったい何をしたのか「自己批判」してみたらいかがでしょうか。

不動産価格の異常な上昇を全く止められない、需要供給バランスを欠いた法律ばかり通したのは誰だったでしょうか。

揚げ句の果てに、自分たちが捕まりたくない一心で政権末期に「検察から完全に捜査権を剥奪する法案」を通したのは誰だったでしょうか。

自分たちが政権から引きずり降ろされから「野党と協力すべき」などという泣き言をいっているのです。卑劣極まりないとしか評しようがありません。

記事内にある「大統領を4年任期制に改憲しよう」「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領はそれを達成してこそ歴史に残る」などという言説については、厚顔無恥としか言えないものです。

こういうのを「ためにする議論」といいます。

こんなバカな話にノセられる人はいないと思われますが、この記者は本気なのでしょうか(シニア政治記者だそうです)。いや、左派・進歩系、しかも極左メディアですので、すっかり信じ切った上で述べているとも考えられます。

それはそれで恐ろしいことです。

(吉田ハンチング@dcp)

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