<<重要な追記>>
韓国の最大野党『国民の力』の大統領候補・尹錫悦(ユン・ソギョル)さんと、『国民の党』の大統領候補・安哲秀(アン・チョルス)さんが2022年03月02日深夜に会談を行い、候補の一本化に合意しました。
安さんが尹さんを支持することを表明。尹さんは03日午前、「公正と常識、統合と未来へ向かう一本化共同宣言文」を公表しました。
この前提の下に以下の世論調査のデータをご覧ください。
<<以下元記事です>>
いよいよ韓国の次期大統領選挙「7日前」となりました(本記事は2022年03月02日に制作)。
各調査会社から、選挙前最後の世論調査の結果が出ましたので確認してみましょう。
なぜ最後かというと、これ以降は世論調査の結果が出なくなるからです。韓国の公職選挙法によれば、選挙日の6日前以降に実施する世論調査は、その結果を公表することができないのです。
まず、「廃刊にしてください」という大統領請願が成立するほどの保守系紙『朝鮮日報』。
↑尹さん(右)のトレードマークになった「アッパーカット」パフォーマンス。ちゃんとグローブをつけているところにご注目ください(笑)。ナニやってんだ尹錫悦(ユン・ソギョル):42.3%
李在明(イ・ジェミョン):36.6%
安哲秀(アン・チョルス):6.7%⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「イ・ジェミョン36.6%、ユン・ソクヨル42.3%、アン・チョルス6.7%[グローバルサーチ]」
尹さんと李さんの差は「5.7%」です。
保守系紙の一つに挙げられる『中央日報』は以下のとおりです。
尹錫悦(ユン・ソギョル):46.3%
李在明(イ・ジェミョン):43.1%
安哲秀(アン・チョルス):6.7%⇒参照・引用元:『中央日報』「世論調査」
尹さんと李さんの差は「3.2%」です。最後に『メディアリサーチ』の結果です。
李在明(イ・ジェミョン):45.0%
尹錫悦(ユン・ソギョル):44.9%
安哲秀(アン・チョルス):5.1%
『メディアリサーチ』の結果では、李さんの方が上ですが、その差は「0.1%」。
――このように、最後の世論調査の結果は、尹さんの方が優勢のようではありますが接戦です。李さん、尹さんどちらも薄氷を踏む思いでしょう。
ただ、「政権を交替させよう」という国民の意識は強いので、この点において李さんは不利。尹さんの方が有利です。
超接戦の韓国第20代大統領選挙。どういう結末が待っているのでしょうか。
<<元記事ここまで>>
<<重要な追記>>
02日深夜の尹錫悦(ユン・ソギョル)さんと安哲秀(アン・チョルス)さんの候補1本化合意によって、安さん支持票が尹さんへ流れることが予想され、尹さんが有利になったと見ることが可能です。一方で、保守系安さんの支持を忌避する『国民の力』支持層もいます。この人たちは尹さん支持から離れるかもしれません。しかし、このギリギリの時点での候補1本化によって、「政権交替を望む人」が尹さんに投票しやすくなったのは確かです。
(吉田ハンチング@dcp)