韓国「なぜ無効票が30万票もあるのか」という話

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韓国の大統領選挙が終了し、2日目です。

不正があったのではないかという話はすっかり下火になりました。しかし、韓国メディア『毎日経済』に興味深い記事が出ていますのでご紹介します。

今回の選挙は、過去の選挙に比べて異常に無効票が多いというのです。

票差は「24万7,077票」しかない!

まず、超接戦となった今回の選挙の結果を再確認してみます。

第20代大統領選挙の得票数と得票率
尹錫悦(ユン・ソギョル):1,639万4,815票48.56%
李在明(イ・ジェミョン):1,614万7,738票47.83%

一騎打ちとなった2人の得票数の差はわずか「24万7,077票」に過ぎません。

つまり、一応「24万7,078票」が出てくれば、李在明(イ・ジェミョン)さんは尹錫悦(ユン・ソギョル)をひっくり返すことができるのです。

無効票が30万票もある!

――で、今回の選挙の無効票が「30万7,542票」もあるのです。

この「30万7,542票」がどれくらい異常な数字かというと、

第18代大統領選挙:12万6,838票
⇒朴槿恵(パク・クネ)大統領選出

第19代大統領選挙:13万5,733票
⇒文在寅(ムン・ジェイン)大統領選出

と比較すると分かります。

金大中大統領が選出された第15代大統領選挙の「40万195票」以来の無効票の多さなのです。

これには、支持率No.3だった安哲秀(アン・チョルス)さんが候補から下りたことが大きな影響を与えていると考えられます。

安哲秀(アン・チョルス)さんは、ギリギリで尹錫悦(ユン・ソギョル)さんとの候補一本化に賛成したのですが、投票用紙はすでに印刷されたタイミングでした。そのため、安哲秀(アン・チョルス)さんに投票した票が多数あって、その分が無効票になった、というわけです。

『新しい波』の金東兗(キム・ドンヨン)さんが立候補を取り下げたのも印刷が終わってからでした。間違って金さんに投票したものも無効票になったでしょう。

さらに期日前投票で混乱があったので、それに併せて無効票が発生したものと思われます。

李在明(イ・ジェミョン)さんの陣営が(もう選挙対策チームは解散していますが)選挙結果をひっくり返したければ、この無効票30万票の中から李在明(イ・ジェミョン)さんへの投票を「24万7,078票」見つける――というのはいかがでしょうか。

ヤブヘビで何か不正の証拠も見つかるかもしれませんし。

(吉田ハンチング@dcp)

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