中国「誰が東アジアの敗者になるだろう?」とうそぶく。

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日米韓首脳会談が開催されました。開催前から中国はしきりに牽制球を投げていたのですが、首脳会談の成果を受けて、一層「文句」が激しさを増しています。

中国の経済発展を抑制するものだと自覚しているからです。

中国共産党の英語版御用新聞『Global Times』が「キャンプデービッド声明は、日中韓の経済貿易関係を分裂させる」というタイトルの記事を出していますので、以下に一部を引用します。

今回の首脳会談は、もちろん中国共産党をカタにはめ込むのが狙いですので、それを自身で理解しているのはいいことです。この記事は最後の部分が奮っています。

日米韓の首脳が集うキャンプ・デービッド会議は、日本と韓国が合衆国の対中封じ込めの戦車に、より強固に自らを縛り付けることを示すメッセージを発表した。

(中略)

これ以上の悪化を防ぎ、特に経済・貿易分野における信頼を再構築することが極めて重要である。合衆国からの圧力にもかかわらず、既存の協力関係を特定し、その成果を強化することは不可欠である。

これは3カ国の経済発展に直接影響し、競争の中で協力する能力を左右する。

2020年の数字によれば、中国、日本、韓国を合わせた人口は15億人を超え、経済規模は21兆ドルを超える。

2022年に発足した地域包括的経済連携(RCEP)は、中国、日本、韓国の3つの経済圏を初めて同じFTAの枠組みに組み入れるものだ。

これら3カ国は直接的な隣国であり、中国の台頭の過去数十年間、経済・貿易の発展という点で、かつてないほど緊密な関係を築いてきた。同時に、地域的にも世界的にも最も重要な経済エンジンとなった。

(中略)

キャンプ・デービッド声明は、昔ながらの反中レトリックの繰り返しのように見えるが、このような思い切った措置がもたらす結果は、経済・貿易協力における3カ国の相互信頼を損なうことは避けられないだろう。

日中韓の分裂は、現在の経済・貿易のつながりに害を及ぼすだろう。この分裂は地政学的な変化にとどまらず、世界をリードする経済の発展と未来に影響を与える。

中国、韓国、日本にとって重要な転換点となる。

(中略)

中国、日本、韓国の間には確かに競争もあるが、それ以上に協力もある。

もし日韓の協力が犠牲となり、合衆国の支配を強化し、中国の発展を封じ込めるための駒となるのであれば、中国の信頼を失うに違いない。

合衆国の対中戦略は、実際には2つの産業大国が別々の道を歩むという長期的な綱引きへと発展している。

産業面でも科学面でも、合衆国の既存の力では、アジア太平洋地域全体を完全に支配することは不可能になった。

中国がこの地域で経済的に優位に立ち、世界的な台頭を遂げることは避けられないが、ASEANを含む他の国々の台頭も避けられない。キャンプ・デービッドの姿勢は、アジア太平洋の発展という全体的な流れに逆行する軋轢を生む。

日本と韓国がアメリカ側に賭けた場合、この世紀の綱引きの主な犠牲者は誰になるのだろうか?

⇒参照・引用元:『Global Times』「Camp David statement splits China-Japan-S.Korea economic and trade ties」

日中韓の三国には競争もあるが協力もある――と強弁し、合衆国側に立つなら「中国の信頼を失うに違いない」と脅しています。

「全く信用できない国」の信用を失うことにどれほどの価値があるでしょうか。中国が脅しているということは「効いてる、効いてる」の証明です。

「中国がこの地域で経済的に優位に立ち、世界的な台頭を遂げることは避けられない」などと書いていますが、このような希望を完膚なきまでに潰すためにありとあらゆることをしなければなりません。

最後の「日本と韓国がアメリカ側に賭けた場合、この世紀の綱引きの主な犠牲者は誰になるのだろうか?」に対する回答は、中国でならないのです。

そのために、中国への投資を遮断し、中国からの輸出品を購入せず、先端技術を与えないようにしなければなりません。「中国共産党の支配する中国を石器時代に戻してやる」という覚悟が必要です。

今、中国経済はガタガタになってきました。くれぐれも中国にお金をやってはなりません。

(吉田ハンチング@dcp)

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