韓国では、「日本の福島処理水放出が近づいている」として反対の声が高まっています。もちろん科学的な根拠はありません。日本を貶めたいだけです。
これは保守寄り vs 左派・進歩系の政争の具にもなっています。
最大野党『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)党首が先頭に立って韓国の皆さんを煽っており、2023年08月23日、国会で行われた最高委員会において、
「日本の核汚染水(原文ママ:引用者注)放流は『第2の太平洋戦争』と記録されそうだ」と述べました。
太平洋戦争というのは、日本とアメリカ合衆国との間で戦われたものであって、当時、朝鮮半島は日本の一部だったことをすっかりお忘れのようです。
また、「ところが韓国政府は国民ではなく日本政府を代弁している。『共に民主党』は国民と共に総力闘争に出るだろう」と予告しました。
何をするつもりかというと――。
本日23日(水)の夕方には国会本館前階段で「汚染水海洋投機糾弾ろうそく集会」を開催。
24日(木)には光化門から龍山大統領室まで抗議行進を続ける。
26日(土)には市民団体と結託して光化門で「総決起大会」を開催。
27日(日)には福島県で『社民党』と『立憲民主党』が開く原発汚染水放流反対集会に党所属議員を派遣。
――とのこと。
このような動きに対して、政府与党『国民の力』は「扇動政治」と嘲笑する態度を見せています。
22日には、カン・ミンボムスン首席報道官が「国連傘下の国際機関(『IAEA』:引用者注)の検証結果にケチをつけ、科学的根拠のない非難一色で無茶苦茶な攻撃と扇動に乗り出し、またもや怪談政治に命を懸けている」とばかにしたような批判を行いました。
『共に民主党』議員、および李在明(イ・ジェミョン)党首としては、2024年04月の総選挙をにらみ、ここでなんとか支持を回復したいところ。
『国民の力』としては、怪談で政権に傷をつけられたくありません。
ちなみに、中国共産党の御用新聞『Global Times』は「International community can hold Japan accountable indefinitely on this issue: Global Times editorial」(国際社会はこの問題で日本の責任を無期限に問える)という社説を出しています。
中国も日本を貶めることに必死ですが、本件によって日本に無限責任を押し付けるつもりです。
(吉田ハンチング@dcp)