ロシア「闇ドル」の取り締まりへ。 「誰だドル売ってるやつは!」効いてる効いてる

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ロシアの通貨ルーブルの対ドルレートは、ロシアによる不法なウクライナ侵攻開始時の水準まで戻っています。

しかし、いつまた通貨安が進行するかもしれません。

ロシアでは規準金利が20%を超え、インフレも「前年比15.66%Up」にまで進行しています。

ロシア国民の皆さんは自分の資産価値を保全したいでしょうが、先にご紹介したとおり、現在ロシアの金融機関は外貨の販売を行っていません(一応2022年03月09日~09月09日までの時限措置となっています)

そのため、紙になってしまうかもしれないルーブルを、できるだけ価値の落ちない外貨へ換えたくてもできないのです。

しかし、どうも「闇ドル」が横行していると見えて、ロシアメディア『タス通信』が興味深い記事を出しています。以下に記事の一部を引用します。

連邦税務局(FTS)は、通貨売買に関わる通貨投機家を特定するよう各州の当局に指示しました。

『RBC』の報道によると、違反行為の特定作業は内務省と共同で行われるとのことです。

最近、外貨の違法な売買の事例が広がっているが、この点について、税務当局は、内務機関の既存の能力を考慮に入れて、このような違反行為の検出に特別な注意を払うよう指示された」と連邦税務局は『RBC』に語った。
(後略)

⇒参照:引用元:『タス通信』「РБК: ФНС и МВД займутся выявлением валютных спекулянтов」

外貨の違法な売買が広がっている」ので、当局が「誰がやってんだ!」と特定にかかるというのです。

捜査主体は連邦税務局と内務省が当たるとのこと。

また、これは別の記事ですが「暗号資産の取引も拡大している」と報じています。国民の皆さんはやはり、資産防衛に必死なのです。

国民のニーズに応えるように「闇ドル屋」が跋扈している模様。しかし、「当然こうなる」という結果です。

傑作なのは『タス通信』の記事の最後に以下のよう書いてあることです。

(前略)
制限期間中、銀行は市民に現金を販売しません。いつでも、いくらでも、現金通貨をルーブルに両替できます。

⇒参照:引用元:『タス通信』「РБК: ФНС и МВД займутся выявлением валютных спекулянтов」

ルーブルには換えませんってば(笑)。

(吉田ハンチング@dcp)

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