ただし通関ベースです。
2022年05月23日、韓国の関税庁から「’22年05月01日~05月20日の輸出入状況」が公表されました。以下をご覧ください。
2022年05月01~20日
輸出:386億1,700万ドル(+24.1%)
輸入:434億4,400万ドル(+37.8%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-48億2,800万ドル
(約-6,149億円)※( )内は対前年同期比の増減
05月は残すところ10日にして「-48億2,800万ドル」の赤字となりました。
毎度おなじみのことながら、輸出の伸び(+24.1%)よりも輸入の伸び(+37.8%)
危険域に進んでいます。いくら通関ベースとはいえ、もし05月を締めて「-50億ドル」を超えたら国際収支統計でも黒転するのが難しくなります。
前文政権下では、「輸出は月末に偏ることが多いため、最後の10日間で黒字になることも不思議ではない」みたいな説明をしていました。
「本当かよ、おい」だったわけですが、関税庁の長官も新しくなりましたし、新政権になってどうなるかです。
それはともかく、2022年のここまでの累計が以下です。
2022年01月01日~05月20日累計
輸出:2,696億9,100万ドル
輸入:2,806億5,500万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-109億6,400万ドル
(約-1兆3,964億円)
輸出:2,696億9,100万ドル
輸入:2,806億5,500万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-109億6,400万ドル
(約-1兆3,964億円)
ついに累計の赤字が100億ドルを超えました。
2021年の同期(01月01日~05月20日)が「97億1,100万ドルの黒字」でしたから、貿易でのもうけは天地で「206億7,500万ドル」(約2兆6,332億円)も減ったことになります。
いくら通関ベースとはいえ状況はとてもよくありません。
(吉田ハンチング@dcp)