韓国の「物流大乱」は続いています。
↑ストライキ突入7日目の様子を伝える『YTN』のYouTubeチャンネル
『全国民主労働組合総連盟』傘下で運送業者が加盟する貨物連帯本部が、2022年06月07日にストライキに突入。
トラックが来ないので、輸出企業が出荷できないという韓国にとって非常にまずい状況となっています。
注目は韓国最大の釜山港です。
釜山港は世界でも最上位のコンテナ貨物のハブ港湾。ストライキ突入以降、コンテナを野積みしておくスペースがどんどんなくなっていることが分かりました。
本本を報じた『NEWSIS』の記事から一部を以下に引用します。
11日、国土交通部によると、港湾のコンテナ保管能力に比べ、実際に保管されたコンテナの割合である「装置率」が前日に続き、増加し続けることが分かった。
この日午前10時基準釜山港の装置率は78.0%(59万2335TEUのうち46万2122TEU)を記録、前日同時間帯と比較して0.5%ポイント増加したと集計された。
先月05月の平均である70%よりも8.0%高い数値だ
コンテナの搬出入量は「1万4,675TEU」で、「通常の1日平均:3万349TEU」と比較して半分にもなりません。
※1TEUは「20フィートコンテナ1個」です。
11日時点でコンテナ保管能力の78%に達しているとのこと。このままコンテナの搬送が止まったままだとコンテナを置くスペースがなくなってしまいます。
早く本件を解決しないと、韓国の輸出入に甚大な被害を与えるでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)