韓国の半導体産業に業績不振が予想されています。
世界的にIT関連需要が低迷し、メモリー半導体も在庫がだぶついて安価になったのが原因です。特に第4四半期にはかなり業績が傾いたと推測されています。
現在は、韓国の半導体を支える2Topの一つである『SKハイニックス』の「2022年第4四半期」業績公表を固唾を飲んで待っているところです。
証券会社のコンセンサスを見てみると、以下のように予測されています。
『SKハイニックス』2022年第4四半期
総売上:8兆3,525億ウォン
営業利益:-1兆460億ウォン
総売上は、対前年同期比「-32.5%」の「8兆3,525億ウォン」。営業利益は、2012年第3四半期「-151億ウォン」以来、10年ぶりの赤字が予測されています。
しかも、1兆ウォンを超える赤字と見込まれているのです。
ただし、2023年01月12日、『SKハイニックス』は下半期の成果給を最大限の100%支給すると表明しています。ということは……下半期は少なくとも赤字にはならない業績発表となるのではないか――という観測が出ています。
2022年第3四半期の業績は以下のようでした。
2022年第3四半期
総売上:10兆9,828億8,300万ウォン
営業利益:1兆6,555億6,000万ウォン
当期純利益:1兆1,026億5,300万ウォン
営業利益は「1兆6,555億6,000万ウォン」。下半期の業績が黒字でまとまるということは、第4四半期の赤字は「「-1兆6,555億6,000万ウォン」未満で済むということになります。
コンセンサスが正しいのかどうか、まもなく公示があります。ご期待ください。
(吉田ハンチング@dcp)