本日2023年01月28日は、韓国の検察が『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)国会議員に出頭を要請した日でした。
今回はいよいよ大詰め、大庄洞事件の被疑者の身分での出頭です。去る01月10日の出頭では12時間もの取り調べを受けました。
李在明(イ・ジェミョン)さんは出頭することを決めており、韓国メディアでは「李在明(イ・ジェミョン)が18日ぶりにフォトラインに立つ」などと書いています。
このフォトラインというのは、記者団が地面に「フォトライン」と書いて貼ったテープのことです。出頭する人はここに立ってひと言話すのが慣例となっているのです。
1993年に『現代グループ』のCEOだった鄭周永(チョン・ジュヨン)さんが選挙管理法違反で検察に出頭した際に、報道陣が殺到。カメラにぶつかって鄭さんは頭にけがをしました。
こうしてできたフォトラインなのですが、被疑者、また報道陣の安全を確保するというのが目的……なのですが、現在では被疑者の顔を報道陣にさらさせる場となっています。いわば見せしめのラインです。人権問題はどうなっているんだと思わないではありませんが、法的な根拠もないのに、いまだに利用されています。
李在明(イ・ジェミョン)さんの話に戻ります。
検察庁舎に入る前に、フォトラインで李在明(イ・ジェミョン)さんは「尹錫悦(ユン・ソギョル)検察独裁政権が法治主義という名を借りて憲政秩序を破壊した現場」と述べました。
李在明(イ・ジェミョン)さんは検察の動きに対して「野党圧殺」「検察政権」などと批判していますが、この人にかけられているのは、あくまでも個人の疑惑。
「党首を辞めろ」が6割という世論調査
興味深いアンケート結果が出ています。『YTN』が世論調査機関「エンブレインパブリック」に依頼し、01月22~23日に全国18歳以上2,002人を対象に行った調査結果です。
党首を辞任しなければならない……63.8%
「起訴されたら党首を辞任せよ」が約64%です。
質問するのを『共に民主党』支持者に限ると、
となります。「党首職を維持すべき」が「60.7%」となるのです。李在明(イ・ジェミョン)さんをかばって最後まで戦うというのでしょうか。
いずれにせよ、恐らく検察は大庄洞事件においても李在明(イ・ジェミョン)さんを起訴するでしょう。
国会で逮捕する件について諮られるでしょう。
また、『共に民主党』は過半数を占めているのをいいことに逮捕案に賛成しないでしょう。
韓国での政治的対立はまだ続きます。何より、検察の捜査がまだ文在寅前大統領まで及んでいませんので。
(吉田ハンチング@dcp)