2023年03月23日、韓国の金融監督院が興味深いデータを公開しました。
韓国における保険金詐欺の金額が史上最高額の1兆818億ウォンに達した――というのです(以下は金融監督院のプレスリリース)。
2022年の保険詐欺の摘発金額は1兆818億ウォン、摘発人数は10万2,679人
摘発金額は前年(9,434億ウォン)比で1,384億ウォン増加(14.7%↑)し、摘発人数も前年(9万7,629人)比で5,050人増加(5.2%↑)
タイプ別では、
事故の内容操作が6,681億ウォン(61.8%)
虚偽事故が1,914億ウォン(17.7%)
故意の事故が1,553億ウォン(14.4%)の順で多かった。
事故の内容操作タイプの大きな割合を占める診断書偽造、入院手術費の過大請求タイプの詐欺が前年(1,835億ウォン)比で633億ウォン増加(34.5%)した。
年齢別では50代の摘発割合が最も高く(24.0%)、最近60代以上の高齢層の保険詐欺の割合が大幅に増加(’21年19.8% → ’22年22.20%)
最近増加していた10․20代の割合は減少(’21年 21.0% → ’22年 17.3%)した。
(後略)⇒参照・引用元:『金融監督院』「2022年保険詐欺摘発の現状と今後の計画」
保険金詐欺の摘発金額は、韓国史上初めて1兆ウォンを超え、1兆818億ウォンとなりました。摘発された人数は10万2,679人もいて、対前年比で「5.2%」増加しています。
韓国では保険金詐欺(摘発されたもののみ)は年々増加しています。
以下が過去5年間の推移です。
ご注目いただきたいのは、60代以上の高齢層の保険詐欺の割合が増加していることです。
これはもちろん韓国社会での高齢化が進行しているためですが、韓国では高齢者で貧困層が多いという理由もあると推測されます。
韓国で詐欺の摘発件数が異常に多い理由を「ChatGPT Plus」に聞いたところ、以下のような回答でした。
韓国で詐欺の摘発件数が他国と比較して異常に多い理由はいくつか考えられます。
インターネット環境の整備が早かったこと:
韓国は高速かつ安定したインターネット環境を早く整備した国の1つであり、これによりオンライン詐欺の被害が多発しました。しかし、インターネット環境が整備されたことで、警察当局もオンライン犯罪に対応する技術を早く開発することができ、詐欺摘発件数が増えた可能性があります。教育水準の高さ:
韓国は教育水準が高く、IT産業が発展しているため、詐欺グループも高度なテクノロジーを駆使して犯罪を行うことができます。しかし、一方で、警察当局もIT技術を理解し、詐欺グループを追跡し摘発することができるため、詐欺摘発件数が増えた可能性があります。犯罪組織の密集地域があること:
韓国には、犯罪組織が密集している地域があります。これらの地域では、詐欺グループが犯罪を行うことができ、警察当局は摘発に注力しているため、詐欺摘発件数が増えた可能性があります。韓国の法的枠組みの改善:
韓国では近年、詐欺被害者を保護する法律が改正され、警察当局も詐欺被害者を保護するために積極的に取り組んでいます。このような法的枠組みの改善により、詐欺摘発件数が増えた可能性があります。これらの要因が複合的に作用して、韓国で詐欺の摘発件数が異常に多いと言われています。
⇒参照・引用元:『OpenAI』「ChatGPT Plus」
せっかくのお答えですが、「それだけかなぁ……」です。
(吉田ハンチング@dcp)