韓国・全斗煥(チョン・ドファン)大統領の孫、チョン・ウウォンさんですが、5.18遺族と謝罪号泣・抱擁という一連の一種の儀式(?)をこなした後、「04月10日に再び光州市を訪れて被害者の皆さんに謝罪する」と明らかにしました。
もう何度だっていいますが、このチョン・ウウォンさん――27歳の青年ですが――5.18、光州事件のときには生まれてもおらず、何もしていない人なのです。
光州事件は確かに市民に多数の犠牲者が出る痛ましいものでしたが、チョン・ウウォンさんには法的にどころか、およそ倫理的にもなんの責任もありません。
生まれてもいなかった人がなぜ謝罪しなければならいのでしょうか。「生まれてきてすみません」みたいな話なのでしょうか。
このような全く事件になんの責任もない若者に謝罪させ、「真正の謝罪だ」みないなことを言う人々はなんなのでしょうか。
チョン・ウウォンさんは「5.18の犠牲者と遺族の恨みを晴らした後、痛みを一緒に経験した全ての人の心を癒やしてあげたい」「十分な時間を取って今後、慰霊苑にも訪問し、和合という意味の参拝をしたい」と述べていますので、この神経もどうかと思われます。
こんなことは一種の演劇です。
また、チョン・ウウォンさんは、「和合後は皆が力を合わせて、5.18の真の加害者である私の祖父と軍首脳部の罪を明らかにする機会が生まれることを祈る」」とも言っています。
チョン・ウウォンさんは、この先一生謝り続けるのでしょうか? 彼の子供もまた謝罪するのでしょうか? 5.18遺族という皆さんは謝罪を求め続けるのでしょうか。
あまりにも韓国的な光景でこの件は先行きが気になるところです。
(吉田ハンチング@dcp)