韓国の通貨「ウォン」に少しばかり気になる点があります。
Money1では連日ドルウォンチャートをご紹介していますが、現在ウォンはドルに対して安値進行となっています。以下は2023年04月06日、15:30時点でのドルウォンチャートです(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
2022年10月24日に「1ドル=1,446.62ウォン」(ただし高値でヒゲ)をつけて、その後ドル一強が弱まって、ウォンも一息つき、上掲のとおり右肩下がり。ウォン高方向に戻しました。
ところが、現在はまたウォン安方向に進行しており、ダブルトップの最高値を抜くでのはないか、という水準まできています。
これにドルの強さを示す「DXY」のチャートを重ねてみると以下のようになるのです。
通常は、ドルウォンとDXYの進行方向は一致します。上掲のとおり、ドルが強くなればウォンが安くなり、ドルが弱くなればウォンは高くなります。
ところが、ドルが弱くなってチャートを下に進行しているにもかかわらず、ウォンは安くなってチャートを上に進行しています。
ずいぶん前にご紹介したのですが、直近ではディバージェンスが発生しているのです。つまり、これはウォンが独自の理由で安値を進行させていることになります。
危ない感じがしないでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)