2023年08月01日、韓国の関税庁が「’23年07月の輸出入の現状」を公表しました。
Money1でも予測したとおり、07月20日までの貿易収支「-13億ドル」は黒転しました。
以下をご覧ください。
2023年07月
輸出:503億3,100万ドル(-16.5%)
輸入:487億500万ドル(-25.4%)
貿易収支(輸出 – 輸入):16億2,600万ドル2023年01~07月累計
輸出:3,575億1,000万ドル(-13.0%)
輸入:3,823億5,000万ドル(-10.4%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-248億4,000万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’23年07月の輸出入の現状」
貿易黒字になりましたが、金額は「16億2,600万ドル」と薄いです。
当月でご注目いただきたいのは、輸入の減り具合です。対前年同期比で「-25.4%」となっています。
黒字になったのは「輸出:-16.5%」よりも輸入の方が大きく減少したからです。
Money1でもご紹介しているとおり「不況型」の様相を呈しています。
問題なのは、韓国が注力している「輸出の回復」の兆しが見えないことです。以下の「輸出金額の『対前年同期比の増減』」の推移をご覧ください。
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’23年07月の輸出入の現状」
2023年はここまで、輸出金額が対前年同月を上回ったことは一度もありません。対前年で輸出は減少を続けています。
それどころか、07月は約-17%と減少幅が大きくなったのです。
韓国経済は輸出に依存しているので、これが回復しないことには先行きは明るくありません。輸入が減って黒字を出しても縮小均衡に向かうだけです。
(吉田ハンチング@dcp)