韓国は文在寅大統領の時代に「K-バッテリー」と名付けて、「世界に冠たるバッテリー強国」と称してきました。
しかし、読者の皆さまもご存じのとおり、『CATL』を筆頭に中国企業がノシてきており、その地位が危なくなってきました。現在では、中国製の電気自動車が特に欧州上において大きくシェアを伸ばし、EU委員会から問題視されるほどです。
同時に車載用二次電池、韓国が誇ってきたバッテリーのシェアも蚕食されています。以下をご覧ください。
上掲は、毎度おなじみの『SNEリサーチ』のデータを集計したものですが、「K-バッテリーなんだ」と誇っていた2021年には欧州で韓国企業は7割のシェアがありました。
しかしながら、「安い!」で有名な中国企業産が猛烈に追い上げており、2022年には「34.0%」まできました。同時に韓国企業のシェアは下落。
2023年は01~07月累計で、
韓国企業:57.0%
中国企業:40.1%
となっており、形勢はよろしくありません。このままいくと追いつかれ、また抜かれるかもしれません。
韓国の産業通商資源部が「超格差技術の獲得だ!」などと呼号しているのは「今ここにある危機」だからです。もっとも、超格差技術などというものは、韓国にはないのですが。
(吉田ハンチング@dcp)