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韓国『KGモビリティー』うちのバッテリーが燃えたのではない!

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韓国の道路で電気自動車が燃える火事があったのですが、今回は意外な展開でした。

↑「TORRES EVX」のPV。YouTube『KG Mobility』公式チャンネル

2023年12月16日、釜山市北区錦谷洞近くの路上で、『KG Mobility(モビリティー)』の電気自動車「TORRES(トーレス)EVX」が炎上する事故がありました。ただし、注意していただきたいのは、この「トーレス」は後ろから自動車に追突され、その追突車が炎上したので、もらい火で燃えた――という事故たった点です。


↑『KG Mobility』が出した事故のリポート資料より

上掲のようにひどく燃えた事故で、前の「トーレス」もほとんど全焼です。この事故の後、『KGモビリティー』がすぐさまリポートを公表しました。

――目的は、

「トーレス」が事故の原因ではない
「トーレス」が搭載したバッテリーは燃えませんでした

をアピールするためです。

特には大事で、「トーレス」には中国『BYD』から提供された「LFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン電池)」を搭載しており、「過充電と衝突時の熱暴走の危険性が著しく少ない」と喧伝していたからです。

上掲のとおり、確かに車体が燃えたので火は回っていますが、二次電池から出火した形跡は見当たりません。

最終鑑識結果は出ていませんが、警察と消防では、追突した内燃機関の乗用車で原因不明の出火があって、これが「トーレス」にも燃え移ったという見解を示している――とのこと。

『KGモビリティー』は「ね。うちのバッテリーは燃えないでしょ?」としているのですが、本当に出火しないで安全かどうかはさらなる観察が必要ではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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