韓国は総選挙に向けて政争の最中です。
2024年01月11日、予定していたとおり、『共に民主党』の党首また文在寅政権下で首相を務めたことのある李洛淵(イ・ナギョン)さんが同党からの離党を宣言しました。
↑汝矣島国会において離党の記者会見を行う李洛淵(イ・ナギョン)さん。
李洛淵(イ・ナギョン)さんの離党の動きについては、先に『共に民主党』議員129名が連名で非難声明を出しました。この人たちは李在明(イ・ジェミョン)さんと運命を共にするようです。
前日10日には、『共に民主党』非李在明(イ・ジェミョン)派の集まりである「原則と常識」から、イ・ウォンウク議員、キム・ジョンミン議員、チョ・アンチョン議員の3名が『共に民主党』からの離脱を宣言しました。
↑2024年01月10日、『共に民主党』からの離党を宣言した3議員。左からイ・ウォンウク議員、キム・ジョンミン議員、チョ・アンチョン議員。もう1人、離脱するかもと思われたユン・ヨンチャン議員は残留を選択しました。このユン・ヨンチャンさんは李洛淵(イ・ナギョン)さんの最側近といわれた人です。離党した3人は12日に新党創党計画を発表する予定とのこと。
かつて『国民の力』の党首も務めたのに蹴り出された李俊錫(イ・ジュンソク)さんも予定どおり新党(仮称:改革革新党)を作り、総選挙に臨むべく動き出しています。
↑李俊錫(イ・ジュンソク)さんと握手する李洛淵(イ・ナギョン)さん。
李洛淵(イ・ナギョン)さんは、李俊錫(イ・ジュンソク)さんはじめ、『共に民主党』『国民の力』以外の政治勢力とも連携することを視野においています。李洛淵(イ・ナギョン)さんの挑戦は第3極となれるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)