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韓国・中央政府の負債だけで「1,109兆ウォン」に到達! 76兆も負債を増やした

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2024年01月11日、韓国の企画財政部は「月刊財政動向01月号」を刊行しました。この号で「2023年11月時点での韓国政府の財政状況」が分かります。

2023年11月
統合財政収支:-9.0兆ウォン
管理財政収支:-12.7兆ウォン

統合財政収支は単純に収入から支出を引いた金額。管理財政収支は国民年金などの収支を足し込んだもの。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向01月号」

韓国政府にとって助かったのは、国税収入のショートが計算したほど大きくならなかったことです。2023年は2022年と比べて60兆ショートするかも……だったのですが、11月時点での累計は対前年同期比「-49.4兆ウォン」で済んでいます。残り1カ月ですので、なんとか予測未満でまとまるハズです。

今回の公表データで特筆すべきは、韓国政府の負債の状況です。

2003~2023年の「中央政府」負債の推移は以下のようになります。


↑2023年は11月までのデータです。
⇒データ出典:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向01月号」

読者の皆さんも驚かれるかもしれません。20年前、2003年には中央政府負債はわずか「158.8兆ウォン」しかなかったのです。それが文在寅前大統領が就任した2017年には「627.4兆ウォン」となり、彼が退任した2022年には「1,033.4兆ウォン」。

借金大統領の名にふさわしく、文在寅は中央政府負債を「約1.65倍」に増やしました。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政権下の2023年も中央政府負債は増え続けています。2023年の月次の政府負債の推移を見ると以下のようになります。


⇒データ出典:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向01月号」

2022年末は「1,033.4兆ウォン」だったのに、2023年11月は「1,109.5兆ウォン」。この間で「76.1兆ウォン」も負債が増えました。

ご注意いただきたいのは、これが「中央政府」のみの負債である点です。つまり「D1」ですらありません。

地方政府の負債を足した「D1」は、2022年末時点で「1,067.4兆ウォン」です。上掲のとおり、中央政府だけなら「1,033.4兆ウォン」ですから、地方政府負債は2022年末時点で「34.0兆ウォン」あることになります。

2023年12月の結果次第ではありますが――中央政府の負債がとうとう約1,110兆ウォンまできちゃいました――になりそうです。『IMF』でなくても「大丈夫ですか?」と言いたくなります。

(吉田ハンチング@dcp)

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