2024年04月10日投開票の韓国「第22代 国会議員総選挙」まであと30日を切りました。
自らの党『祖国革新党』を起こし、党首に座った曹国(チョ・グク)さんの動きが派手になってきました。最新の世論調査によると、比例での人気が『共に民主党』を上回ったというデータを出した調査機関もあります。
※先にご紹介したおり、『韓国ギャラップ』の調査では『祖国革新党』への比例政党支持率は15%(2024年03月05~07日調べ)。
↑「連帯して尹錫悦(ユン・ソギョル)政権を倒そう」などと言い出した李在明(イ・ジェミョン)さん(左)と曹国(チョ・グク)さん。
そのため、『共に民主党』党首の李在明(イ・ジェミョン)さんも曹国(チョ・グク)さんを「ただの小物」と見ることができなくなっています。さらに、曹国(チョ・グク)さんの背後には親北朝鮮勢力がいるものと見られ、これはいわば文在寅を推した勢力と被っているのです。
「韓国は自由民主主義陣営であるべき」と考える勢力からすれば由々しき事態です。
曹国(チョ・グク)の支持率が高いママなら、『祖国革新党』から10名国会議員を出す可能性があります。
このような情勢ですので、曹国(チョ・グク)さんの動きも調子に乗ってきました。
2024年03月12日、曹国(チョ・グク)党首は、時期総選挙で国会議員を出したら「韓東勳(ハン・ドンフン)を特別検察で調査する」という法律を発議すると発表しました。
↑尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の初代法務部長官を辞任し、『国民の力』非常対策委員会の委員長に転じた韓東勳(ハン・ドンフン)さん(月亭方正似)。最近では各地を遊説して回り、候補者に赤い『国民の力』カラーのジャケットを着せて回る毎日を送っています。
さらに曹国(チョ・グク)さんは、自分の娘を立候補させて、比例で当選させようとしているのではないか――という観測も出ています。本人が恥知らずのいいところなので、このような図々しい所業に出る可能性はゼロではありません。
韓国の未来を決めるかもしれない一大決戦ですが、ますます混沌とした状況になってきました。
ちなみに韓国メディア『中央日報』は、曹国(チョ・グク)さんの『祖国革新党』について「核心人物が被告人であるか前科者だ」と書いています。全くの事実です。
黄雲夏(ファン・ウンハ)現職議員:一審で有罪:懲役3年の判決
はご紹介しましたが、報道官を務める申莊植(シン・ソソク)さんは、飲酒運転1回・無免許運転3回で前科4犯なのです。驚くべきことにこの人は弁護士出身です。
(吉田ハンチング@dcp)