2024年08月01日、韓国・仁川西区のマンション地下1F駐車場でベンツの電気自動車「EQE 350」が火元となる火事が発生。140台が巻き込まれる大惨事となりました。
先にご紹介したとおり、火事でクルマが燃えただけではなく、地下にあったマンション設備に被害を与えました。そのため、電気設備と水道インフラにまで影響がありました。停電で(猛暑なのに)マンショにいられなくなった人が出て、避難を余儀なくされた※のです。
※5棟(480世帯)に電気と水が供給できなくなるという事態が発生。そのため、46世帯121人が行政福祉センターなどの臨時住宅施設に避難生活を送ることになりました。
「自社の電気自動車が自然発火」というので、世界的ブランド「ベンツ」にとっては大問題です。風評被害の方も鎮火しなければなりません。
2024年08月09日、メルセデス・ベンツ・コリアは、今回の火事で被害に遭ったマンション住民に対して45億ウォンの支援金を寄付すると表明しました。
ちなみにこのお金は、後に責任を負うことになるかもしれないお金とは「別立て」とのこと。つまり、(裁判が行われ)賠償金支払いを行うことになっても、それとは別に支払うので、簡単にいえば45億ウォンは「見舞金」です。
45億ウォンは市民団体を通じて、被害を受けた住民に支給されるとのこと。
韓国ですので「市民団体を通じて」という点に若干の不安がありますが、大丈夫でしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)